北朝鮮ミサイルは平和ボケを覚ませたか

今日はこの話題です。
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1.北朝鮮のミサイル発射


11月21日22時43分頃、北朝鮮は北西部沿岸地域東倉里地区から、衛星打ち上げを目的とする弾道ミサイル技術を使用した発射を強行しました。

1発は複数に分離し、1つ目は、22時50分頃、朝鮮半島の西約350キロメートルの東シナ海上の予告落下区域外に落下。2つ目は、22時55分頃、沖縄本島と宮古島との間の上空を通過し、同57分頃、沖ノ鳥島の南西約1200キロメートルの太平洋上、日本のEEZ(排他的経済水域)外である予告落下区域内に落下しました。

翌22日、北朝鮮の国家航空宇宙技術総局が、軍事偵察衛星「マルリギョン(万里鏡)1号」を搭載した新型ロケット「チョルリマ(千里馬)1型」を、21日午後10時42分に北西部の「ソヘ(西海)衛星発射場」から打ち上げ、正確に軌道に進入させることに成功したと国営の朝鮮中央通信を通じて発表しました。なお、打ち上げには、金正恩総書記が立ち会ったとしています。

この発射に、日本政府は「我が国の安全保障にとって一層重大かつ差し迫った脅威であるとともに、地域及び国際社会の平和と安全を脅かすものであり、国際社会全体にとっての深刻な挑戦であり……政府としては、北朝鮮による今般の発射について、直ちに北京の大使館ルートを通じ、北朝鮮に対して厳重に抗議し、最も強い表現で非難しました」と発表しました。

また、アメリカ・ホワイトハウスのNSC(国家安全保障会議)ワトソン報道官は声明を発表し、「北朝鮮の弾道ミサイル技術を使った発射を強く非難する。これは国連安保理決議に違反し、地域の安全保障情勢を不安定化させるおそれがある……今回の発射は北朝鮮の大陸間弾道ミサイル開発に直接、関連する技術を使ったものだ……外交の扉は閉ざされたわけではないが、北朝鮮はただちに挑発的な行動をやめ、対話を選ばなければならない。アメリカはアメリカ本土の安全と、同盟国である韓国と日本の防衛を保障するため、あらゆる手段を講じる」と批難しました。

今回の発射と衛星の軌道投入について、当初、日本政府は地球の周回軌道への衛星の投入は確認されていないとしていたのですけれども、24日、木原防衛相は、記者団に対し、「アメリカや韓国と連携し、分析を進めた結果、北朝鮮が発射した何らかの物体が地球を周回していることを確認した」と述べ、北朝鮮の意図どおりに衛星としての機能を果たしているかどうか、引き続き、分析を進める考えを示しました。

これについて松野官房長官は、木原防衛相と同じく、この物体が機能を果たしているかといった詳細については引き続き慎重な分析が必要だとした上で、「北朝鮮のミサイル技術の著しい向上を見過ごすことはできず、今後も衛星の打ち上げを目的とした発射を強行する可能性は考えられる。政府としては国民の命と平和な暮らしを守り抜くため、引き続き、わが国の防衛に万全を期していく」と述べています。


2.前例のない打ち上げの仕方


今回の北朝鮮のミサイル発射について、その狙いとは何か。これについて、TBS番組に電話出演した、慶応義塾大学の磯崎敦仁教授は次のように説明しています。
ーーー北朝鮮が事前に通告した予定よりも早い段階での発射、この状況をどうご覧になりますか。

磯崎教授:はい。過去にないことですね。北朝鮮は特に中国を念頭に置きながら、国際ルールを守ってるということを示すために事前に通告した上で“衛星”を打ち上げてきていたわけですね。ですから当然この24時以降に打ち上げられると各国が警戒する中で、今日打ち上げに踏み切ったということであれば、それはルールに反してやってきたということですね。

ーーーその国際ルールをあえて守らずに発射を早めてきた理由はどんなことが考えられそうですか。

磯崎教授:もしこれが予告していた軍事偵察衛星ならばという前提に基づくわけですけども、北朝鮮としては、気象条件など様々な環境条件をもとに、やはり最高指導者が重要な決定を下す国ですから、何らかの齟齬があったといいますか、我々の想定外のことが起きたということなんでしょうね。ちょっと前例のないことです。

ーーー通告を破ったという形になったわけで、国際的にはどういった反応が寄せられることになりそうでしょうか

磯崎教授:この「通告」をしていようが、していまいが、今の日本・アメリカ・韓国、日米韓の政府は北朝鮮が弾道ミサイルの技術を使った打ち上げについてはいずれも反対をしてきたわけですから、日米韓には影響がないということになる。変わりがないということです、影響がないというよりも。

中国側は北朝鮮に対して「国際ルールを守れ」ということをさんざん言ってきた中で、なぜ通告をしたのに、それ以外の時間に打ち上げたのかということを疑問視せざるを得ないと思います。これが北朝鮮が予告していた軍事偵察衛星の打ち上げということであれば、どういうわけか打ち上げ予定時刻からかなり早い、予定時刻から外れた初めて前例のない打ち上げの仕方ということになったわけで、狙いを注意深く見ていく必要がある。

北朝鮮は「通常のミサイル発射実験」、これは当然予告なしで実験をしたり訓練をしたりするわけですが、それと「事前に周辺国に通告をする“衛星”の打ち上げ」、今回は軍事上の軍事偵察衛星の打ち上げ、こういったものを区別してやってきた。わざわざ北朝鮮は、周辺国に、打ち上げの時かなり詳細に通告していたにもかかわらず、そこから外れた理由は何なのかというものは、もう少し時間が経ってみないとわからないように思います。
このように、現段階ではその狙いはまだ分からないとしています。

ただ、筆者としては、通告破りの発射が意図的なものだったとしたら、北朝鮮は「何をやるか分からない」という恐れを周辺国に植え付けることで、抑止力の一端とした可能性もあるのではないかと思います。


3.あの国に金渡してどうする


ただ、今回のミサイル発射は、日本の平和ボケを多少は醒めさせる効果はあったかもしれません。

21日深夜、北たミサイルが上空を通過し、全国瞬時警報システム(Jアラート)が発令された沖縄県では、けたたましいサイレンとともに防災無線で避難を呼びかける放送が繰り返されました。

石垣市の中山義隆市長は産経新聞の取材に「北朝鮮が挑発的な行為をしている。政府は毅然とした対応をしてほしい……市として厳戒態勢で臨む」と強調。那覇市のタクシー運転手の男性は「小さい島だから、本当にミサイルが落ちてきたら逃げるところがない。どうすればいいのか。いくら抗議しても、あの国は変わらないのではないか」と語っています。

快進撃を続けるサッカー日本代表、森保ジャパンは、2026年ワールドカップアジア二次予選に臨んでいますけれども、幸か不幸かグループBの日本は北朝鮮と同組です。

ところが、今回はテレビ中継を巡ってトラブルが起こっています。21日に行われた対シリア戦では、シリアサッカー協会の放映権販売を担っている代理店が高額な放映権料を日本側に要求。結局、日本の放送局などと折り合いが付かず、国内での中継や配信が行われない異例の事態となりました。

来年3月21日には、北朝鮮とのアウェー戦が組まれているのですけれども、すでに北朝鮮は中国系の代理店などを利用して法外な要求を行っていると伝えられています。

けれども、ファンやサポーターの間からは、度を越えた高額な放映権料を払ってまで国内向けの放送をすべきではないとのムードが高まっていて、SNS上では「シリアは内戦状態でアサド政権の独裁政権、ミャンマーは軍事クーデターから軍事政権、北朝鮮は金正恩の独裁政権 放映料が軍事費 実力差があり 日本は勝利します ネットで応援 いいじゃないですか」「バカバカしい。シリア戦という前例が出来たのでボッタクリは拒否でOK。どうしても日本で放送させたかったら北朝鮮政府は朝鮮総連に支払うよう命令しろ」と放送回避を望む声が続々と上がっています。

さらに「アウェーの北朝鮮戦、放送しなくていいと思うな。放映権料払ったところでミサイルの費用に使われるのがオチな気がする…」「結局ミサイル開発費になって日本海に落とされるんだし北朝鮮戦なんて放送せんでええ」「ミサイルになるだけだし」「1円でも北朝鮮に金を払う事は許されないから放送はないだろ。北朝鮮を参加させたFIFAが悪い」「北朝鮮戦なんて放送しなくてもええやろ。誰も困らん。あの国に金渡してどうする」などと北朝鮮が外貨を獲得することで、日本へ向けて発射されるミサイルなどの軍事費に転用されることを危惧する意見も出ています。

最早、サッカーを応援する層にまで、北朝鮮が獲得した外貨を軍事費に転用すると見做されているということです。

であればこそ、日本政府は国防力をもっと高める必要があります。昨日のエントリーで触れたように、それこそ無駄な政府系基金を見直し、余剰分は防衛費に回すべきですし、国民の理解も得られるのではないかと思いますね。





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この記事へのコメント

  • yoshi

    あんな国にお金が渡らなくて良かったです。
    2023年11月25日 18:58