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1.日哈・日月首脳電話会談
8月9日、岸田総理はカザフスタンのトカエフ大統領、ウズベキスタンのミルジヨエフ大統領と相次いで電話会談を行いました。
両国との会談概要を官邸のサイトからそれぞれ引用すると次の通りです。
日・カザフスタン首脳電話会談(概要)
8月9日午後7時15分から約10分間、岸田文雄内閣総理大臣は、カシムジョマルト・トカエフ・カザフスタン共和国大統領と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
1 冒頭、岸田総理から、8日に宮崎県沖で発生した地震及び同日気象庁が大地震警報を発令したことを受け、危機管理・災害対応のため、「中央アジア+日本」対話首脳会合への出席を見送ることとした旨述べました。また、岸田総理から、中央アジア+日本対話20周年を機に、引き続き中央アジアと日本、日本とカザフスタンの二国間関係を力強く推進していくとの決意に変わりはない旨強調しました。
2 岸田総理大臣から、今回の訪問準備に感謝するとともに、今回中央アジアを訪問できなかったことは残念であるが、今後の訪問については諸般の事情を鑑みて適切に調整していきたい旨述べた。
3 トカエフ大統領からは、岸田総理大臣の決断を理解するとともに、引き続き日本と協力して二国間関係を一層強化していきたい旨述べた。
日・ウズベキスタン首脳電話会談(概要)時間と相手国大統領の名前以外全く同じ文面です。要するに、予定していた内容を話し合うことはできなかったということでしょう。
8月9日午後7時45分から約10分間、岸田文雄内閣総理大臣は、ウズベキスタン共和国のシャフカット・ミルジヨーエフ大統領と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
1 冒頭、岸田総理大臣から、8日に宮崎県沖で発生した地震及び同日気象庁が大地震警報を発令したことを受け、危機管理・災害対応のため、「中央アジア+日本」対話首脳会合への出席を見送ることとした旨述べました。また、岸田総理大臣から、「中央アジア+日本」対話20周年を機に、引き続き中央アジアと日本、日本とウズベキスタンの二国間関係を力強く推進していくとの決意に変わりはない旨強調しました。
2 岸田総理大臣から、今回の訪問準備に感謝するとともに、今回中央アジアを訪問できなかったことは残念であるが、今後の訪問については諸般の事情を鑑みて適切に調整していきたい旨述べた。
3 ミルジヨーエフ大統領から、岸田総理大臣の決断を理解するとともに、引き続き日本と協力して二国間関係を一層強化していきたい旨述べた。
2.岸田総理の外遊ドタキャン
官邸の発表にもあるとおり、もともと岸田総理は相手国に外遊する予定でした。けれども、取り止めはほぼドタキャンに近い直前での決定でした。
岸田総理は長崎市での記者会見で外遊取り止めについて「念には念を入れ、1週間程度は国内にとどまり、政府の対応や情報の発信に万全を期すべきだと判断した」と説明していましたけれども、日向灘の地震があったのは8日の16時42分、同17時に南海トラフ地震臨時情報、同19時15分に巨大地震注意が発令されています。
けれども、この日の夜、岸田総理は中央アジアへの外遊の可否について、「適切に判断したい」と述べるにとどめています。
岸田総理は、自民党幹部に、長崎滞在中に決めると電話で伝えたそうですけれども、要するにまだ外遊への可能性を残していた訳です。
結局翌9日の11時過ぎの林官房長官の会見では発表されず、岸田総理が取り止めを会見の場で公表したのは午後1時20分ごろ。出発予定時刻の1時間40分前でした。
というのも、カザフスタンで開く中央アジア5カ国との初の首脳会合には、この地域に強い影響力を持つロシアや中国を牽制する狙いがあったとし、岸田総理周辺は8日夜、「中ロのどちらかに寄らないでほしいと首相自ら伝えることに意味がある」と力説していました。
にも関わらず外遊を見送った理由として、マスコミは、総裁選を意識したためと報じています。
もし、岸田総理が不在中に、気象庁が呼びかけている巨大地震が発生すれば、「危機管理の最高責任者」として批判される可能性が高いからだというのですね。
政府筋は「世論を恐れたのだろう」との見方を示し、ある岸田派幹部は「失点の材料をつくらないことだ」と語っていますけれども、世間を恐れる神経があるのなら、「聞く力」とやらが発動していると思います。
ある週刊誌が、旧安倍派議員が「岸田さんは首相になるためだけに、この数年を耐え続けた。安倍さんは、よく『岸田さんは怖い人だよ。自分にも他人にも、痛みを感じない。落胆もしないから、絶対にあきらめない』と、周囲に話していました」とのコメントを記事にしていますけれども、いまだ能登の復興がほぼ放置状態にあることを考えても、今回になって急に「痛み」を感じ出したとも思えません。
3.こんなに大挙してここまで来ない
今回の外遊の中止発表を受け、岸田総理に同行するため長崎空港で待機していた外務省関係者には戸惑いの声が広がりました。幹部の一人は「急に決まった。そうでなければ、こんなに大挙してここまで来ない」と肩を落としたそうですけれども、「こんなに大挙して」とわざわざ付け加えたのは、今回の外遊で多くの日本企業が同行し、経済を中心に幅広い分野の協力を確認する予定からです。
政府関係者によると、訪問にはおよそ50の日本企業が同行し、現地企業などとの間でウランを含めた資源開発や脱炭素技術、それに医療機器のデジタル化など、幅広い分野の協力を確認することになっていました。
また、この地域への日本企業の進出を後押ししようと、投資や貿易で損失が生じた場合に保険で補填する枠組みが設けられる方向で、5年間で3000億円程度の規模とする案が出ていたそうです。
中央アジアは天然資源が豊富で、歴史的、地理的な背景からロシアや中国が関与を一層強める動きを見せている一方、日本も中央アジアとのハイレベルを含めた対話を20年続けており、官民一体で関係を深めることで経済安全保障の強化を図り、基本的価値の共有にもつなげていきたい考えだとされています。
4.岸田のあまりのアメポチぶりにロシアが切れた
今回の外遊がドタキャンされたことについて、ITビジネスアナリストの深田萌絵氏は、自身の動画で「岸田のあまりのアメポチぶりにロシアが切れた」と解説しています。
件の動画の概要は次の通りです。
・中央アジア訪問急遽取りやめ。岸田首相が訪問予定だった国の首相と電話会談いうニュースが出ている。深田氏によると、太陽光発電が駄目ということが分かって、原発が見直される中、ウラン濃縮技術の40%を抑えているロシアのお膝元に日本が手を突っ込んだことで、ロシアがブチ切れたというのですね。そして、ウクライナよりのアメポチでもある浙江財閥がウラン濃縮技術の研究を進めているという背景から、中国共産党政府が警戒しているというのですね。
・そもそもですねあの岸田首相がですねえ中央アジアを訪問予定だったんですけれどもそこになんか疑惑のディールがついている
・そもそもの予定は50社の日本企業を連れて何やらよからぬことを考えていたようなんです
・まずキャンセルする前の1日前ニュースでは、首相9日から中央アジア訪問およそ50の日本企業が同行。
・今週末からの岸田総理大臣による中央アジア訪問には、およそ50の日本企業が同行し、経済を中心に幅広い分野の協力を確認する見通しです。
・官民一体で、天然資源が豊富な中央アジアとの関係を深め、経済安全保障の強化を図りたい考えです。
・岸田総理大臣は今月9日から中央アジアのカザフスタンとウズベキスタンなどを訪問し、首脳会合や個別の会談に臨みます。
・政府関係者によりますと、訪問にはおよそ50の日本企業が同行し、現地企業などとの間でウランを含めた資源開発や脱炭素技術、それに医療機器のデジタル化など、幅広い分野の協力を確認する見通しです。
・またこの地域への日本企業の進出を後押ししようと、投資や貿易で損失が生じた場合に保険で補てんする枠組みが設けられる方向で、5年間で3000億円程度の規模とする案が出ています。
・損失補填付きの企業後押しというねなんかこれおかしいですよ
・なんでこのタイミングで、ウクライナがロシアにえロシアの国境で侵攻してロシアが今西部で緊急事態宣言を発令してる時になんでわざわざロシアの国境境まで、ロシアの近隣の国に行かなきゃいけないんですかということなんです
・この訪問予定、中央アジアを訪問するという予定ですね。ウラン濃縮の技術協力のために日本政府が3000億円持ってカザフスタンウズベキスタンに行くという謎ディールこれが急遽取りやめになって。
・その理由が南海トラフ地震が心配だということでえ取りやめになったんですけれどもほんまかって思いませんか
・能登半島の地震のこと、この人なんかやりましたかねっていうね、能登半島の地震あれから半年以上が過ぎてですねえ復興に対して力を入れてないお方が、南海トラフ地震が心配だと九州で地震があったからねそのために日本に残らないといけないなってことを言ってるけれどもそれは本当なんでしょうか。
・そもそもなんでウランなんだみたいなねことを思うわけです
・こちらのウランですねえチャートを見てみるとあの1年ぐらい前から急に価格が高騰してるんですよね。
・脱原発の動きもあったんで、濃縮ウランの価格ってもかなり低い価格で推移してたのが、2022年のロシアのウクライナ進行あたりからじわじわと上がり始め、去年の暮れあたりからですね急激に伸びているんですよ
・そんな中でですねえカザフスタン、ウズベキスタンに行くっていうのはかなり意味があのあること。
・カザフスタンはウランの産出量が世界一位、ウズベキスタンも上位に入ってるわけです。
・ただし世界のウラン濃縮能力の4割はロシアなんですよ。
・今これだけウランの価格が上がっていて、天然資源の価格も、ガスが高くなっているとか。オイルもそれなりに値段がするということで、今世界で電力不足になっているんですよ。
・電力不足になってるのをどのように補うのかということでえ太陽光パネルではもう無理だねっていうことはみんな分かっちゃってるわけですよ。
・ということは今後はあの原発にをもっと推進していかないといけない、原発の再稼働をしないといけないということで各国がその濃縮
ウランの重要が高まってきているところ
・あのウランの貿易なんかもロシアにとってはですね大事な武器。
・エネルギーを支配するものは世界を支配する。半導体を支配するものは世界を支配するということで中国なんかはエネルギーとか、半導体の分野でえかなり力を入れている。
・ロシアにとっても、天然資源、天然ガスであるとかえ石油そして濃縮ウラン、こういったものというのは彼らにとって経済安全保障
上の武器なんです
・この岸田首相が中央アジア、カザフスタン、ウズベキスタンとウラン濃縮技術で協力すると、そこで切れたのがロシアです。
・ロシア外務省のウェブサイトに掲載された文書での回答でザハロワ報道官は日本も何千キロも離れた中央アジアに入り込もうとしているのは経済的な興味からではなく、アメリカの政策に影響されているとコメントした
・ロシアが長い間自国の勢力権の一部と見なしてきたこの地域で日本が権益を拡大しようとしてることを示唆したザハロア氏は、日本はこの地域の国々とロシア連邦との間に何十年もかけて形成された経済的な結びつきのシステムにダメージを与えようとしていると述べた
・さらに日本は中央アジア諸国をルールに基づく秩序という西側のイデオロギーに引きずりこもうとしているとし、これは反ロシア反中国の含みがあると主張した。
・さらに彼女は東京は開発援助の受け手を外部の資本と技術に依存させようとしていると述べたということですね
・あのロシアがぶち切れてるわけなんですよ。でもその割には中国はそんなに反発していないんですよ
・ということはなんか中国おかしくねみたいな話も出てくるわけです
・ロシアは反ロシア反中国の動きを見せているのはこの岸田だアメポチめって言ってるんだけれども、あの中国が反発してなくねっていうところがまたあのツッコミどころなんですよ。
・これって単純にカザフスタン、ウズベキスタンにウランの濃縮技術を移転してロシアを経済的に封じ込めようというアメリカの裏の動きがあるんだろうお前たちというのがロシアの言い分なんですよ
・ロシアの言い分なるほどなって思うんですよ。なんでかって言うと岸田さん濃縮ウランの生産を禁止する交渉を促そうと9月から国連総会に合わせてなんね色々会合を開くって言ってるわけなんですよ
・濃縮ウランやプルトニウムなどの生産を禁止する条約の交渉入りを促そうと動いているのに、その一方でロシアのお膝元のカザフスタン、ウズベキスタンで濃縮ウランの濃縮技術を移転して、ロシアのコンペティターになろうとしているというね。
・ロシアからしたらめっちゃうざい話ですよね。
・しかもこれツッコみどころ満載の話で、企業が損しても損失補填しますよっていうことで我が国の国家予算から損失保険の保険ってすごいですよね。
・そんな損失補填してもらえるビジネスに一丁嚙みできるんだったら、私ども一般庶民も是非ともそのビジネス上等でございますという風に私も思います。
・ここで面白いのがロシアが言うには日本の開発援助の受け手というのは外部の資本と技術に依存すると批判していて、なんか日本の技術協力って言ってるんだけど、技術と資本は外からやってきて、でも損したら日本政府がそれ補填しますよっていうこれめっちゃ不気味な話ですよねえ。
・これをよく考えてみるとあのウランの濃縮技術ってねえ、浙江財閥、ファーウェイがものすごい力入れて研究してるわけなんですよ。
・この浙江財閥っていうのはウクライナよりのアメポチなんです
・中国の伝統的な共産党っていうのはロシアよりなんですよ。
・なので最近あの浙江財閥がなんか余計なことをするとですね、どこからともなく浙江財閥の悪事をリークして、アメリカ政府にリークするという流れが始まっているのは、伝統的な中国共産党の動きによる浙江財閥封じ。
・中国を裏切ったグローバリストたち。旧国民党の動き。そのバックいる浙江財閥の動きを警戒しているということでしょう。
そういう背景があった上で、岸田総理が外遊を取り止めた、しかもギリギリで止めた裏には、地震対応だけではない何かがあるという憶測には、それなりの説得力が出てきます。
果たして、その裏の事情が何かは分かりませんけれども、「自分にも他人にも、痛みを感じない、落胆もしない」岸田総理が取り止めたのであれば、相当な何かがあったと見てもよいかもしれませんね。
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