既得権益をぶっ壊す青山繁晴参院議員の総裁選出馬

今日はこの話題です。
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1.青山繁晴参議議員がNHKに抗議


9月5日、自民党の青山繁晴参院議員が、自民党総裁選をめぐる報道について、NHKに訂正放送などを求め、正式に抗議したことを明らかにしました。

青山議員は自身のX(旧ツイッター)で抗議文を公開していますけれども、抗議のポイントは次の通りです。
【抗議の法的根拠】
・この抗議は、放送法の定めに基づき国会議員がNHKに対して行う正式抗議である。
・総裁選をめぐる公共放送としてのNHKの報道には、下掲する問題があり、放送法第9条に基づいて調査することをまず求める
・NHKの対応によっては法的措置を検討する。

【問題の経緯】
・わたしは自由民主党に所属する参議院議員として、令和6年8月23日金曜午後5時から6時過ぎまで、国会内にて総裁選に関する記者会見を行った。
・会見では ( 1 ) 2023年11月にすでに、自由民主党が2024年9月に挙行する総裁選に出馬の意志を表明しているが、ここにあらためて明示し、 ( 2 ) 出馬の理由・背景と、総裁となった場合に実践する政策について口頭で説明を行い、 ( 3 ) 同時にそのポイントを明記した文書を記者会見に参加した全記者に配布した。
・翌8月24日土曜の午前、公共放送であるNHKは総裁選候補の1人の出馬会見を生中継し、そのあと政治部記者による解説があった。そのスタジオ解説の際に、画面に出した候補者/候補予定者一覧で、それまでの報道の通り、青山繁晴だけを完全に除外した。
・NHKは国営放送ではなく公共放送であるから、報道の自由が保障されている。しかし同じ自由民主党の国会議員が前日に行った出馬の意思を明示する記者会見を無かったがごとくに扱うのは、放送法4条の「政治的公平を保つ」、「事実を報じる」という定めに違背している。
・いわば正式な会見を経たにもかかわらずNHKが、青山繁晴による出馬意思表示を無いことにしたことの現実の影響は大きく、わたしの推薦人になる意思を明示していた自由民主党現職議員が「青山さんの会見のあともNHKが一覧表に入れなかったので、青山さんは何かの事情で降りたと思った。そこで推薦人になるよう何度も促されていた候補者の誘いを受け容れると回答してしまった」と述べ、似た例がいくつも発生した。
・これに対し、わたしは個人ブログで「選挙で選ばれた参議院議員を、意図的に無視する許されざる行為と言わざるを得ません。わたしを選んでくださった多数の主権者をも愚弄する行為です。放送法の『政治的公平を保つ』、『報道は事実を曲げてはならない』という根幹の定めに深刻に違反している疑いがあります。厳重に抗議するとともに、説明を求めます」と述べた。
・それでもNHKは対応を変えず、わたしが再三にわたりブログで抗議を重ねると、対応を僅かに変え、現在では名前と顔を出し、「立候補に意欲」と紹介することもある。
・しかし、9月5日現在で合計12人の立候補者のうち、相当期間、居ないことにされていた立候補者はわたしだけであり、その影響がすでに他の放送局やメディアに浸透したと思われるあとの対応となったために被害は回復されないままである。
・その被害とは、わたしの推薦人集めに上記の具体例をはじめ重大な支障を来し、そのためにわたしに総裁選において投票する意思を持って自由民主党員となった多数の主権者の権利をも侵害する怖れを生起していることである。わたしは、その党員集めにおいて3年連続で第1位を記録し、自由民主党から正式に表彰されている。
・NHKは、視聴者からの問い合わせに対し「推薦人が20人集まる見通しが立っていないため」などと説明しているが、他の候補者が少なくとも5人以上、推薦人が20人集まるめどが立っていない段階で、青山繁晴だけを除外していたのであり、この説明は明らかに虚偽である。
・事実、NHKの内部告発者が議員会館の青山繁晴事務所を訪れ、「青山繁晴議員を立候補者から除外して報道しているのは、公共放送にあってはならない恣意的な報道であり、上司に文書で是正を求めた」と証言している。

【放送法第9条による要求事項】
・以上の事実から、NHKは放送法第9条に基づいて、まず遅滞なく調査し、真実でないことが判明した時に訂正または取り消しの放送を行うよう求める。
経緯を見る限り、確かにNHKは青山議員を恣意的に除外しているように見えます。





2.なぜ総裁選に出るのか


青山議員は、NHKへの抗議について、9月5日付の自身のブログで触れていますけれども、件の記事には、8月23日におこなった記者会見で、全記者に配付した資料も添付しています。

その資料は次の通りです。
総裁選について
                                   自由民主党参議院議員 青山繁晴 拝

■なぜ会見を開くか。

・自由民主党に別の選択肢があることを、主権者と、党所属の国会議員にお見せするために開く。
どんな別の選択肢か。
 減税を正面から掲げて財務省と対峙する唯一の総裁候補という選択肢。
 献金ゼロ、パーティゼロ、支援団体ゼロ、派閥ゼロ、後援会ゼロ、後援会長置かず、地元をつくらない唯一の総裁候補という選択肢。

■なぜ総裁選に出るのか

・党員数3年連続1位ということの、ほんとうの意味は何か。
 団体や企業経由で入党したのではなく、議員会館の青山繁晴事務所を通じて入党なさった自由民主党員の全員が、自立した自由意志のみによって入党されている。
 その新しい意志を、今回の総裁選にこそ反映させるべき。

・海外でも知られた民間の専門家として、5つの分野 ( 外交、安全保障、国家危機管理、資源エネルギー、情報・インテリジェンス ) を持ち、充分な実務経験と人脈を、国内と海外ともに持つ。
 それを国政に最大限に活かすために総理総裁を目指す。

・今回の総裁選は、参議院からこそ出るべきである。
 衆院の小選挙区の対極にある全国比例という選挙制度を活かす。
 むしろ解散のない参議院議員に一度、解散権を渡して冷静に、公平に、国民のための解散・総選挙を考えるべき。
そして憲法によると、総理たる資格は、衆参の区別が一切無い。

・旧態依然の政府に入ることは、お断りしてきた。
 その方がむしろ、新しいまつりごと ( 政 ) の門を開く。
 そして、たとえばアメリカのクリントン大統領もオバマ大統領も国政経験はゼロだった。国のトップに求められることは、指導力と包容力と、しがらみのないことであり、民の知恵が豊富で官に属したことのない総理が一度は求められる。

・日本の総理には、五観が必要である。
 五観とは、国家観、歴史観、人間観、政局観、経済の相場観。
 そのいずれも、鍛え、練ってきた。

■根っこは何か。

・一致点を見つけられる、社会の理念と哲学を、主権者と共に考え抜く。
 たとえば、不肖わたしは「人のために生きる」のが、日本の哲学だと考えている。人のために生きるんだという土台が安定すれば、なぜ学校へ行くか、なぜ働くかが、分かることがある。
 自殺社会であることを超克する道のうちの1本として、共に考えたい。

■政策
□経済財政の最優先策
・まず消費減税によって個人の購買力を高める。

□農政
・コメがいつでも買える日本社会でなければならない。国として稲作を再建する。

□まつりごと ( 政 ) の変革
・政治資金規正法を再改正する。
 政策活動費の廃止を定める。

・新政治改革大綱を策定する。
 そのなかで、まず派閥とカネの問題の事実関係の徹底調査と究明の実施を明記する。
 派閥やグループによるパーティを禁止し、派閥の人事介入を禁止し、派閥の真の廃止に繋げる。政策集団も議員集団も政治団体の登録を禁止する。
 政党法の制定を定める。
 外国人のパーティ券購入禁止を定める。

□エネルギー
・自前の海洋資源(レアアース、レアメタル、コバルトリッチクラスト、マンガン団塊、熱水鉱床、メタンハイドレート・メタンプルーム)の実用化

・再エネ賦課金をやめ、周辺地域を含めた安全性を向上させた原子力発電を活用し、核融合研究に注力し、偏りのないエネルギーベストミックスを実践する
 日本海側に過疎対策として、資源産業を勃興させる。

□外交防衛
・どんな新しい世界秩序を目指すのか、国家目標を明文化する。
・領土領海領空を護る総合計画を立案し、自衛隊と、海上保安庁を再配置する。
・北方領土の回復、竹島の正常化をめざし、尖閣諸島に公務員を常駐させる。
・グローバルサウスとの連携を深める。
・宇宙、サイバー能力を強化する。
・シェルター整備を進める。
・自衛隊法を改正しネガティブリストに転換し、軍法会議の設置を準備する。
・カウンターインテリジェンス法を制定する。

□日本国の根幹づくり
・憲法9条の改正と財政法4条の改正を両輪とする。
 憲法は、憲法前文の「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼してわれらの安全と生存を保持」を修文し、9条に「自衛権の発動を妨げない」を加える。

・決済税を準備し、税制の包括的変革へ方向を定める。
・成長産業を伸ばす、科学教育、開業支援、経営支援、それに厳しいチェックの第3者機関
・外国人労働者に頼らず、女性と高齢者、氷河期世代を登用し、ロボティクスを進める。
・移民政策を採らない。
・拉致被害者を全員、救出する。
・硫黄島をはじめとするご遺骨収容を進める。

□天皇陛下のご存在
・有史以来一貫して日本国民が尊び、護ってきた父系による皇位継承を堅持する。
・皇族方の養子縁組を可能とするよう皇室典範を改正する。

□教育
・いわゆる慰安婦などの歴史問題にフェアに対応できる歴史教育を行う。
・文系理系の統合教育を進める。

□社会保障
・人口減対策として ( 1 ) 婚姻率を上昇させるために若者の賃上げ ( 2 ) 子供の居る世帯への減税

□環境、温暖化対策
・世界と共同歩調をとる。正しい情報を国民で共有できるよう努める。

□その他・総合
・省庁を再編し、新内務省の創建を準備。
・テロ、災害対策の全国見直し。
・LGBT法について国民にヒヤリングを実施し、法の見直しを含めて、女性の権利を守る

【経歴】
 昭和27年 ( 1952年 ) 7月25日、兵庫県神戸市生まれ。
 慶應義塾大学文学部中退、早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。
 共同通信社に入社し事件記者、経済記者を経て政治部へ。
 三菱総合研究所に研究員として迎えられ、安全保障・外交から金融・経済までを包括する国家戦略の立案に携わる。
 株式会社独立総合研究所を創立、代表取締役社長・兼・首席研究員に就任し「国を官任せにしない」を掲げ国家危機管理、外交、安全保障、自前の海洋資源の実用化などの研究を統括する。
 総務省消防審議会委員、総務省NHK海外発信強化検討会委員、海上保安庁政策アドバイザー、文科省参与、経産省総合資源エネルギー調査会専門委員、原子力委員会原子力防護専門部会専門委員、日本版NSC(国家安全保障会議)創立有識者会議・議員、防衛省幹部研修講師などの公職を多く無償で努める。
 独立総合研究所を退社後、平成28年7月に参議院議員に初当選。
 現在、衆参両院100人 ( 令和6年8月21日時点 ) の、カネ、人事、利権と無縁の、派閥ではない新しい議員集団「日本の尊厳と国益を護る会」 ( 護る会/GDI ) 代表。
 近畿大学客員教授、東京大学有志ゼミ講師 ( 元非常勤講師 ) 。
 作家として著書にノンフィクションでは最新刊の「反回想 わたしの接したもうひとりの安倍総理」 ( 9月5日刊行 ) ほか「ぼくらの祖国」「ぼくらの選択」文学作品では「平成紀」「わたしは灰猫」「夜想交叉路」
会見を開いた理由、総裁選に出馬する理由、そして政策と端的かつ簡潔に記しています。


3.日本がんじがらめ党総裁選


青山議員は総裁選をめぐる自らを含めた周辺の動きについて、自身のブログで、9月8日現在12回にわたって記事を挙げています。その中から筆者が気になった点など一部引用すると次の通りです。

【その1】:総裁選に参加していて、日本をいったい何が邪魔しているのか、つくづく分かりました  それは「ガンジガラメ」です  
▼総裁選において岸田総理が「現職閣僚も自由に議論してよし」と閣内へ指示を出されてから、総裁選のモラル崩壊が起き、目を覆う現状にあります。
 総理の指示を「議論だけ」と受け止めた閣僚はいないからです。

 ある現職閣僚は、議員会館の自室に籠もられ推薦人集めの電話作戦をなさるために中東訪問を中止されました。
 わたしは政府入りしていませんから、その中止決定は最初、報道で知っただけです。そのあとで政府内部の味方と連絡をとり、なぜ中止になったかの経緯を知りました。
 中止の決定には、当然ながら関与していません。
 ただ、中東を代表する国のひとつ、そこの内務省の知己から、電話がかかってきました。
 怒りで昂 ( たか ) ぶって、その流暢な英語に珍しく乱れがあります。
 暗号化された電話ですから、内容が外に出ることはありませぬ。わたし自身も永遠に、内容を具体的に語ることはありません。
 しかしその国は、日本国外務省には言わずとも、ほんとうは憤激し日本国への信頼を捨てつつあるのです。だからこそ、その国の外務省ではなく、情報が集積する内務省から、わたしに電話がかかってきました。

 また別の現職閣僚は、その地位も活用なさりポストの提示をなさって、推薦人を、一例に過ぎませんがわたしからも引き剥がされています。
 かつてはわたし自身も、この方からポストを提示されて推薦人になるよう依頼されました。わたしは当然、「ポストで釣ると、ご自分の人望に傷がつきますし、空約束も生みます」と諫言いたしましたが、当時すでに懸念したとおり、その諫言などお忘れのようです。
 もしも、ご自分の利益のためには人間のマナーをもお忘れになるということならば、それは、ぼくらの祖国のリーダーとしてはどうでしょうか。

 こうした実態を、オールドメディアは報じません。
 公平な報道のために ?
 まさか。
 特定の候補を、そのメディア企業の生き残りのために全社挙げて推していたりするからです。
 また、その候補がもし総理になっても不利にならないようにと気にして、その候補がほんとうは何をなさっているかを報じません。

【その2】:息を呑むほどの裏切り  
▼思わず息を呑んだほどの裏切り、それが次々に、総裁選の終盤戦で起きます。
 NHKをはじめメディアが、不肖わたしについて「推薦人が集まるはずがない」と根拠無く印象づける報道を重ねてきたことが、国会議員にこそ浸透して、その効果として、裏切りが起きています。

【中略】

▼「青山さんの8月23日の会見を動画で視ました。ほんとうに心が震えました」と話す現職議員が、そこから「ただ・・・」と声を落とします。
 そのあとはー
▽ボス・親分・長老に別の人の推薦人になるよう指示されているから
▽派閥に言われているから
▽支持団体に指示されているから
▽後援会長に言われているから
▽ある候補者の陣営に「同じ府県なんだから、やれ」と、地域縛りをかけられているから
▽ある候補者の陣営に「○○大学 ( 地域の代表的な大学 ) の卒業生から総理になれば初めてなんだから、この県の国会議員は全員、この候補者をやれ」と言われているから

 という、要は、しがらみの話になります。
 そのしがらみは、日本国民全体とも、日本国の命運とも、まるで関係がありません。

 引き剥がされた議員も、引き剥がしの前に決まっていた議員も、等しく、例外なく、この「ただ・・・」が付きます。

【その3】:時間が無くても、主権者のみなさんにはお答えしておきます 
 残念ながら、総裁選の実態はまるで違います。
 ほぼ同じポストを複数人に提示したり、高い志ではなく、とりあえず推薦人を確保しよう、相手の議員を都合よく利用しようという意図がありありです。

 わたし自身が3年前の総裁選で、ある候補から具体的な大臣ポスト名を挙げて、推薦人になるよう頼まれましたから、実態が良く分かりました。
 今回、わたし自身が候補者ですから、わたしはポストで釣る行為を受けません。しかし話を聴いた議員のなかから、3年前のわたしと同じようにポストで釣る行為を複数、直に聴いています。実態は変わっていません。

( なおわたしは3年前のその総裁選で、安倍さんからの要請を、おのれの利益不利益とはまったく無関係に受け容れて、どなたの推薦人になるかを決しました。この新刊『反回想 わたしの接したもうひとりの安倍総理』ですこし触れています。しかし発刊が偶然、実際、偶然に総裁選の直前となったことから、ずいぶんやわらげて書きました)


【その4】:ぶれません  わたしは、もとより、ぶれませぬ 
▼わたしはきょうも、総裁選をめぐって淡々と、しかし丁寧に、議員のなかを歩き続けました。
 依然、電話作戦は採りません。
 ひとりひとりとお会いして、じっくり話を聴き、じっくり語ります。
 国会は閉会中ですから、国会には来ないでずっと地元に居るという議員もいらっしゃいます。
 そのときだけ、万やむを得ず、電話で話すことがあります。
 しかし、ほぼ全員近くについて、直にお目にかかっています。

 総裁選というのは、参院選や衆院選と違って水面下の動きが中心です。
 それもあってか、主権者のみなさんがさまざまに心配されます。
 感謝しています。

 NHKの不当なニュース報道をはじめメディアのおかしな報道ぶりに影響されてか、「諦めかけてるんじゃないか」、「鬱屈しているんだろ」と我がことのように懸念してくださり・・・そして、その心配に基づいて、かなり強くわたしを批判、非難される方も、なかには、いらっしゃいます。
 だんだん増えています。
 そりゃ、この報道ぶりでは、やむを得ざることです。

 しかし、わたしはなにひとつ、変わっていません。
 変わるわけがありません。
 そんなやわには、できておりませぬ。

【その5】:公務はインド、アフリカだけにあらず  そしてNHKの意図した誤報は総裁選だけにアラズ
▼しかし、憲法改正実現本部の会場に入って、配られている資料、ただの資料ではなくこの本部で正式決定する案文を見ると、そこに希望の一筋の光がありました。
 憲法9条改正の具体的な条文案が示されていて、そこに「自衛の措置を妨げず」という、あの一文が、消されずにそのまま生きているのです。

【中略】

 わたしは念のため、その後、憲法改正実現本部の現職の中枢幹部に「一部に、ざわめきがありましたが、自衛の措置を妨げずという9条改正条文は、自由民主党の正式案として決定されたのですね」と確認しました。
 中枢幹部は「その通りです。正式決定されました」と明言されました。
 この中枢幹部というのは、憲法改正実現本部の事務総長の加藤勝信さんです。加藤さんは、総裁選の候補者の1人でもあります。

 また『反回想 わたしの接したもうひとりの安倍総理』において、安倍総理とわたしの会話の中にも登場する柴山昌彦・憲法改正実現本部副本部長は、会の席上「私は青山案の『自衛の措置を妨げず』に賛成しています」と明言されました。
 柴山さんは、会のあと、他の議員が一緒のエレベーター内であらためて「自衛の措置を妨げずに賛成です」と仰いました。
 わたしは感謝を述べました。

▼主権者のみなさん、みなさんが受信料を払っている公共放送のNHKがいったい、この憲法改正実現本部の決定をどう報道したと思いますか ?
「自衛隊の明記を決めた」
 これだけです。
 なんと、正式な9条改正条文案として配布され、政権党が公式に決定した「自衛の措置を妨げず」を完全に、無かったものとして、報じたのです。

 わたしという総裁選候補者を居ないことにするのとまったく同様の、真昼の暗黒です。

【その6】:「論戦だけはやらせない」という強固な権力の意思を感じました
▼さて総裁選は、きのう9月4日水曜、朝から夕方までずっと、「え、この人が、こう変わるのか」ということが次から次へと続きました。
 もはや何も驚きません。
「青山さんをあくまでも大切な、絶対に欠かせない総裁選候補と思っていますが、ただ、私自身は○○にこう言われてしまいまして・・・」

 支援団体、後援会、地元の府県議会の幹部、派閥、長老、次の選挙の公認、そして地域縛り、学閥縛り、ありとあらゆる「しがらみ」を使って、自由民主党議員がわたしの推薦人にだけはならないようにする、推薦人になる意思をどんなに熱心に持っていても署名は絶対にさせない、青山繁晴の推薦人になるという署名はさせないことを保証するために突如、違う候補に署名させる。
 まさしく、がんじがらめの動きが、きのうほどどっと溢れた日も無かったですね。
 9月12日の総裁選告示が迫ってきているためです。

 わたしは痛感したのです。
『これは・・・減税を唯ひとり掲げるわたしが、総裁選の舞台に上がって、減税を言わない他のすべての候補と論戦すること、そのものを、絶対に阻止するという権力の意思だ。なるほど、こうやって出てくるんだ』

 きのう突然、現職の幹事長が、総理と共に仕上げたはずの「防衛増税、それから子供子育て支援金という名の社会保険料引き上げ」を撤回し、「増税はしない」と掲げましたね。
 これを政権の内部に聴きました。
 すると「青山さんが、8月23日金曜の記者会見で『財務省と対峙して、減税を行います』と言ったことの影響です。せめて増税しない、ぐらいのことは言わざるを得なくなった」
 これはもちろん褒めてくれているのではなくて、逆です。
 恨み節にも聞こえました。

 わたしは『増税しない、まではどうにか言えても、減税だけは絶対に言えないんだなぁ。それが財務省とのお約束だ』と良く分かりました。

【その7】:放送法第9条および第4条に基づいてNHKに正式抗議をおこないました 
前述で引用したため省略

【その8】:世論調査で河野候補と並んでいますと、連絡がありました 
▼日テレが自由民主党の党員に絞っておこなった世論調査で、わたしは河野太郎候補と並んでいるそうです。
 ただし3%です。
 わたしの下に、茂木候補、加藤候補、野田候補、齋藤候補の順で並んでいて、いちばん下の齋藤健候補はゼロ%です。

 わたしの上は、石破候補、小泉候補、高市候補、上川候補、小林候補、林候補の順です。
 いちばん上の石破茂候補は28%です。

▼世論調査の数字をいちいち気にすることはありません。
 しかし、あれだけオールドメディアに好かれて露出の多い河野さんと、露出がほぼ皆無のわたしが並んでいるのは、ちょっと感慨がありますね。
 その河野候補、あるいは茂木候補らが、総裁選の本番で舞台に立って論戦に参加できて、わたしがそのとき排除されているとすると・・・総裁選への主権者のまなざしが、やや変わるのかも知れません。
 わたしは最後の最後まで、淡々と戦い続けます。

【その9】:今朝、虎ノ門ニュースに参加して総裁選もNHK問題も語ります 
 そういえば財務省が「ワニの口」という増税プロパガンダを盛んに流していましたね。この頃は、嘘がばれて前ほど盛んには言えなくなっているようです。

【その10】:新総理による「ぼくらの官邸」の提案 
▼主権者のみなさんへの無条件の発信も、何も変わらず続けています。

 新しい総理がその気になれば、国民にコスト負担が何もなく、新しい国営放送がつくれます。
 いま問題のNHKは、国営放送ではなく公共放送です。
 日本に無い国営放送・・・総理の哲学と行動、国の施策をそのまま飾りなく主権者に毎日、伝えるための国営放送を創れます。

 公共放送とは別に、民主主義国家の理念にもとづく国営放送が必要であることについては、参議院の総務委員会で当時の総務大臣に質問しました。
 いきなりの質問ではなく、ルール通りに、早い段階で質問通告をしての問いかけです。
 答弁は、不明確でした。
 民間時代から親交のある大臣でしたから、委員会が終わったあとに苦情を言われました。答弁しにくい質問をしないで欲しいと。

 それはその大臣、国会議員のお考えなので、わたしはみずから総理になって、国営放送を実践したいと考えています。


【その11】:ジミントウの左傾化が総裁選にもありありと顕れています
▼総裁選の推薦人集めは、他の候補にとっては電話作戦が主体です。
 しかしわたしは最後まで、それは採りません。
 まず主権者と、その主権者が選んだ議員に失礼だと思います。
 それに、現職閣僚らが「公務も横に置いて電話を掛けまくる」というのは、国益への悪影響と、それから『数打ちゃ当たる』というやり方ではないかという懸念と、ふたつの問題があると考えます。

 そこで、議員ひとりひとりを訪ねて、丁寧に話して歩くということを最初から変えずに、続けています。
 一方で、わたし以外の候補者が全員、長老の言うことを聞いて早期解散論という現実があります。 ( わたしは早期解散論に反対です。新総理は北海道から先島諸島までみずからの足で歩いて、選挙情勢をつかみ、かつ国民生活の逼迫を改善してから、総選挙に臨むべきです )
 その早期解散を恐れて、多くの衆議院議員が地元に張り付いた状態です。国会は閉会中です。
 そのために、どうしても会えない議員が出てきます。
 そうした議員には、やむを得ず、電話だけで語りかけるしかありません。
 土曜は、国会に出てくる議員が居ないので、今日のように電話を使います。

▼その電話でも、「青山さんがいちばん最初に手を挙げているのに、NHKが居ないことにしたり、酷いですね。わたしはこの危機の総理には、青山さんが最適任だと思っています」と仰ったうえで、「ただ・・・」といつもの奴が出て、「○○に言われたので、もう他の人の推薦人に署名しちゃいました」という話に急転します。

【中略】

 この議員もまた、話の後半では「ただ・・・」というキーワードが出て、そのあとは「私にも色々、しがらみがありまして、今回は・・・」となりました。

 大手新聞政治部の若手記者が、議員会館の青山繁晴事務所で「夜中に落ち込みませんか。よく、人間不信になりませんね」と言ったのは、よく分かります。
 分かりますが、いやしくも日本国の宰相になると手を挙げているのですから、そんなやわなことでは、はじめから務まりませぬ。

 しかし候補者のなかに、日本の国会議員がしがらみでガンジガラメになっていることをむしろ利用して、地域で縛り、大学名で縛り、そういう手段も使って推薦人集めをされている実例が次々と、議員の証言からわたしに分かります。
 これは深刻に懸念しています。

 ジミントウの左傾化は、亡き安倍総理が深く心配されていました。
 その左巻き懸念と、目的のためには手段を選ばない、それに候補者ご自身が気づくことすら無いという懸念、このふたつが今、わたしの心配です。

【その12】:難事が次々に降りかかります  降りかかるものは降りかかるがよい 
ぼくの最大の危機は二十歳の心の裡 ( うち ) だったと思っていた。
 大学へ行けない人が居るのに、なぜ自分は安全に大学へ通っているのか、何を自分に言ってもそれは自分の安全を守りたい言い訳だと、誰にも言わず苦しみ抜いた。

 しかし、ふつうに考えて、危機は内と外にある。
 今は、外から来る危機です。
 内の危機ほど、辛いものは無かった。
 外の危機なら、どうということもありませぬ。

 日本の唯一の主人公たるみなさん、何があっても決して屈しないで、この先も、一緒にやりましょう。
 一艘の艦に、共に乗り込んだ同胞として。
これらの記事を読むだけでは、既得権益の抵抗の凄まじさが分かります。


4.論戦だけはやらせない


青山議員の一連の記事を読んで、筆者が注目したいのは【その6】:「論戦だけはやらせない」という強固な権力の意思を感じましたで、茂木幹事長が出馬会見で「増税はしない」と発言したのは、青山議員が8月23日金曜の記者会見で「財務省と対峙して、減税を行います」と言ったことの影響だという部分です。

あれだけ、マスコミが青山議員とその発言を徹底排除したにも関わらず、「減税する」と明言したことが、茂木幹事長の発言に影響を与えていたというのですね。

青山議員は、件の記事で「これは・・・減税を唯ひとり掲げるわたしが、総裁選の舞台に上がって、減税を言わない他のすべての候補と論戦すること、そのものを、絶対に阻止するという権力の意思だ。なるほど、こうやって出てくるんだ」と述べていますけれども、逆にいえば、財務省や既得権益側は青山議員に総裁選でこの問題を正々堂々と論戦されることを恐れていることになります。

9月5日、青山議員は経済評論家の三橋貴明氏と対談し、その動画をネットに上げていますけれども、その中で、財務省が裏で手を回して、青山議員の発言をなんとしてでも封殺しようと画策している様を赤裸々に語っています。

現時点では、青山議員が総裁選に勝利する見込みは薄いかもしれません。

けれども、大手メディアがスルーしまくっている青山議員の「減税する」という発言が、茂木幹事長をして「増税しない」とまで言わしめさせたのです。

それを考えると、青山議員が推薦人を集めて、総裁選に出馬し、その政策や発言が国民に知られることは非常に大きな意味があると思いますね。



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この記事へのコメント

  • ルシファード

    青山さんには私自身としては是非総理大臣になって頂きたい(過去のrkbラジオや青山アンカーを見ていましたからね)日本を救えるのは青山さんと高市さんだけですね!!
    2024年09月10日 12:35