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1.レプリコン差し止め訴訟緊急記者会見
8月23日、東京都千代田区の日本外国特派員協会(FCCJ)にて、「mRNAワクチン中止を求める国民連合」の主催による、「レプリコン差し止め訴訟緊急記者会見」が行われました。
記者会見は、ジャーナリストの我那覇真子氏が司会を務め、東京理科大学名誉教授で分子生物学者の村上康文氏(副代表)、高知大学特任教授の佐野栄紀氏(副代表)、日野市市議会議員の池田としえ氏(副代表)、社会福祉法人 仁生社の加藤正二郎氏(代表賛同者)が登壇しました。
また、特別ゲストとして、現在、レプリコンワクチンを主題にした映画「GOD ドクター REBORN」を撮影中のGOD監督も会見に参加しました。
mRNAワクチン中止を求める国民連合は、コロナワクチンに代表されるmRNAワクチンについて、主にマスメディアが報道しない事実や科学的な知見を通じて啓蒙活動を行う任意団体であり、現在、第一線で活躍する科学者や医師を中心とした15名の代表賛同者を中心に、約6万6000名の賛同者と草の根活動を行っています。また、ワクチン中止を求める署名活動も行っており、約5万筆の署名が集まっているそうです。
日本政府は、安全性が確保されておらず、海外では承認されていない「自己増殖型mRNAワクチン(レプリコンワクチン)」を、2023年11月、世界で初めて承認しています。
mRNAワクチン中止を求める国民連合は、8項目からなる「レプリコンワクチンに対する公開質問状」を作成し、7月24日に、レプリコンワクチンを開発する製薬会社であるMeiji Seika ファルマ社と、VLPT Japan社に送付したのですけれども、回答期限とした8月1日を大きく超えた、8月23日現在、両社からの回答はないとのことです。
会見では、参加した記者やユーチューバーらと、登壇者との間で、質疑応答が行われました。
主なやり取りは次の通りです。
IWJ記者:「mRNAワクチンの接種と、その後の献血と輸血の問題ですが、6月25日の厚労大臣会見で、この問題について、武見敬三厚労大臣に質問したところ、武見大臣は、『mRNAワクチン接種者由来の血液製剤の副作用が生じたとする報告は、今のところない』と回答しました。また、『献血及び輸血の際に、今のところ接種者と非接種者の区別は行っていない』という回答だったのですが、このことについて、先生方のお考えをお聞かせください」。
村上康文名誉教授:「実は、どういうリスクがあり得るかということは、複数の臨床医の先生達と、一つ論文をまとめたんですよ。輸血をするときに、打ってしまった人から採血して輸血をすると、どういう問題点があるかというところで、『このリスクがあります』ということを、論文にまとめました。
ところがですね、6つのジャーナル(学術誌)に投稿したんですが、どこも審査もしてくれない、というのが実態で、恐らく、だいぶまずいことなんですよね、これは。一方で、一番大きなリスクは、IgG4(抗体)がいっぱい増えてる人から輸血を受けたらどうなるか、という問題点だとか、当然あるわけですよね。
あと、もう一つの問題。レプリコンを接種し始めるじゃないですか。そうなると、血中にレプリコンワクチンが回ることは、もう間違いないわけですよね。輸血したならば、必ず感染するというか、導入されてしまいます。
だから、レプリコンワクチンを打ち始めた段階で、打った人からは、私は、輸血は決してしてはいけないと思いますし、今でも、打ってから間もない人からの輸血は、相当リスクがあると思います。
ということで、本来はこのあたりは、厚労省が研究班をちゃんと作って、『接種してから何日たったら大丈夫』だとか、『どういうリスクがあるか』というふうなことを、しっかりやるべきだと思いますが、厚労大臣がそう言ってしまって、門前払いをしていて、まったく国民の命を無視しているというふうな状態ですので、この状態を何とかしなければいけないと思います」。
司会(我那覇氏):「先生の今のお話は、打ってない人がいて、輸血でIgG4抗体をいっぱい持っている人の輸血を受けると、打ったことと同じになる可能性があると?」
村上名誉教授:「IgG4を山のように輸血されてしまいますと、いろんな問題が生ずるわけですよね。恐らく、今、(輸血の際に抗体の量を)測ってもいないですよ。
だから、こういう状態で、野放図にやられているのが実態ですから、本来は、サイエンティフィックに、このあたりの状況を整理して、それで、どういう人から輸血をしたら大丈夫だとかいうような、ガイドラインのようなものを、厚労省が中心になって用意するべきだと思います」
池田としえ日野市市議会議員:「実はもう既に、2022年5月29日に、今、この業界で『全国有志医師の会』というのが、北海道の藤澤(明徳)先生という方がトップに立ってですね、多くの気がついている方々が、その会に入ってるんですけれども、もう既にですね、『核酸ワクチン接種者から供血された血液製剤の安全確保についての嘆願書』が、(日本赤十字社あてに)提出されております。
ですので、もうだいぶ前から、やはり輸血がいかに危険かということは、今日の諸先生方のお話をおうかがいして、驚くような実態が、よく手に取るようにわかったと思います。
当然、そういうワクチンを接種した方々の血液を、次の方に移すというのは、もう拡大を広げる以外の何物でもないので、そのあたりも同時にですね、私どもも、強く、非常に懸念を当初から持っている事柄でもあります」。
月刊ザ・ニュース:「『レプリコンワクチンは、そんなに問題はないのではないか』と考える識者もいるようだが、どのように考えるか?」
村上名誉教授:「我々の主張は、『製薬会社は(レプリコンワクチンのワクチン成分、体内で生成された抗原タンパク質などは)人から人に広がらない』という証明をしていないし、それが行われるまでは、人に接種してはいけないと言っているんですね。
それはわかりますよね? 万一、それが起きたら、大変なことになってしまうわけです。だから、我々の主張、我々がどう主張しているかに関しては、少し誤解されているように思います。
我々は、今現在、『人から人に広がっている』とは一言も言っていなくて、『こういうリスクがある』と言っているわけですね。薬学、そして、もちろん医学もそうなんですけども、薬学のベースは、薬だとか、ワクチンであれば、『想定されるリスクを前もってなくしてから、人に投与する』というのが原則なんです。
だから、我々はその原則に従って行動をしておりますので、重要なことは『リスクをなくす』ということだと思います。ましてや、健康な人に打つものですから、そのリスクをなくすまでは、人に接種をしてはいけないということだと思うんです。
だから、一部だけ切り取られてですね、ちょっとそう言われると、私も心外でありまして、だから、私は今日の発表でも『人から人に広がる可能性があるので、製薬会社はそれを否定すべきだ』と言っているんです。それは一貫して申し上げております」
2.新型コロナウイルス感染症予防接種に導入されるレプリコンワクチンへの懸念
レプリコンワクチンへの懸念を示したのは、mRNAワクチン中止を求める国民連合だけではありません。
8月7日、一般社団法人日本看護倫理学会は「新型コロナウイルス感染症予防接種に導入されるレプリコンワクチンへの懸念 自分と周りの人々のために」と題する緊急声明を発表しました。
声明の一部抜粋すると次の通りです。
要約日本看護倫理学会はレプリコンワクチンについて「開発国や先行治験国で認可されていないという問題」「シェディングの問題」「 将来の安全性に関する問題」の三つを挙げ、安全でもなく、倫理的に適切でもないレプリコンワクチンの現段階での導入に反対を表明しています。
一般社団法人日本看護倫理学会は、次世代型 mRNA ワクチンとして、世界で唯一日本のみで認可され、2024 年 10 月 1 日から定期接種を開始するとされている自己増幅型 mRNAワクチン(レプリコンワクチン)の安全性および倫理性に関する懸念を表明します。
はじめに
新型コロナウイルス感染症に対する予防手段として遺伝子操作型ワクチンである mRNAワクチンが導入され、多くの国民が接種しました。
いままでのワクチンが、ウイルスや細菌などの病原体を弱毒化したものやその成分を抗原として接種しヒトの免疫応答を誘導するのに対し、遺伝子操作型ワクチンは、当該抗原(スパイクタンパク質)をヒトの細胞内の遺伝機構を用いて作らせる点が大きく異なります。
そして、昨年 11 月 28 日に、自己増幅型 mRNA ワクチン(レプリコンワクチン)が世界に先駆けて日本で認可され(CSL, 2023; Sheridan, 2024)、以来日本は世界で唯一の認可国となっています。認可されたレプリコンワクチンは米国の Arcturus Therapeutics が開発し、ベトナムでの大規模な治験(第 I~第 III 相臨床試験)(Ho"et al., 2024)を経て、製造と販売を日本の Meiji Seika ファルマが行なうものです。
レプリコンワクチンは、これまでの mRNA ワクチンの抗原産生機能に加え自分自身を複製する機能があるため、少量の接種で長期間スパイクタンパク質を産生します。このレプリコンワクチンは 2024 年 10 月 1 日をめどに定期接種を開始する(読売新聞, 2024)とされていますが、本学会は以下の通り、このワクチンの安全性・倫理性に関する懸念を表明します。
1. レプリコンワクチンが開発国や先行治験国で認可されていないという問題
日本がレプリコンワクチンを認可してから 8 ヶ月が経過していますが、開発国である米国や大規模治験を実施したベトナムをはじめとする世界各国で未だにレプリコンワクチンが認可されていないのはなぜでしょうか。
この状況は、海外で認可が取り消された薬剤を日本で使い続けた結果、多くの健康被害をもたらした薬害事件を思い起こさせます。COVID19 パンデミックのときのような緊急時を除き、本来、薬剤は安全性が認められるまで世の中に出回ることはありません。海外で未認可であるということは何らかの安全上の懸念があるのではないかと疑わざるを得ません。
2. シェディングの問題
レプリコンワクチンが「自己複製する mRNA」であるために、レプリコンワクチン自体が接種者から非接種者に感染(シェディング)するのではないかとの懸念があります(Seneff& Nigh, 2021)。すなわちそれは、望まない人にワクチンの成分が取り込まれてしまうという倫理的問題をはらんでいます。
これは医療において最も重要で最も基本的な倫理原則である「危害を与えない」ことへの重大な侵害といえます。レプリコンワクチンは、感染性を持たせないように設計されている(Ricardo-Lax et al., 2021)とのことですが、そのことは臨床研究によって実証されなければなりません。
しかし、現在までに当該レプリコンワクチンにおけるシェディングに関する臨床研究は皆無(岸田, 2024; 厚生労働省, 2024)です。レプリコンワクチンが、望まない人にワクチンの成分が取り込まれてしまうという倫理的問題をはらんでいることに加え、10 月からの定期接種が、シェディングの有無を確認するための実証研究になってはいけないと考えます。
3. 将来の安全性に関する問題
遺伝子操作型 mRNA ワクチンは、人体の細胞内の遺伝機構を利用し抗原タンパク質を生み出す技術であることから、人間の遺伝情報や遺伝機構に及ぼす影響、とくに後世への影響についての懸念が強く存在します。
mRNA ベースのワクチンはヒトの DNA を変化させないという根強い主張がありますが、それを裏付ける研究は欠如しており、出所のはっきりしない仮定である(Domazet-Lošo, 2022)ことが明らかになっています。
最近の研究では、ファイザー・ビオンテック製の mRNA ワクチンの塩基配列がヒトの肝細胞の DNA に逆転写されたと報告されており(Aldén et al., 2022)、ヒトの遺伝情報に影響しないという言説は根拠を失いつつあります。このような問題が解決されていない以上、定期接種によって広範囲かつ継続的に mRNA ワクチンを使用することは問題があると考えます。
【中略】
結論
一般社団法人日本看護倫理学会は、レプリコンワクチンの導入に関してはさらなる研究と長期的な安全性データの収集が必要であり、十分なインフォームドコンセントの確保と、接種に関する勧奨と同調圧力の排除が求められると考えます。われわれは、安全かつ倫理的に適切なワクチンの開発と普及を強く支持するものではありますが、そのいずれも担保されていない現段階において拙速にレプリコンワクチンを導入することには深刻な懸念を表明します。
3.レプリコンが危険な理由
日本看護倫理学会の挙げたレプリコンワクチンの問題の一つに、シェディングの問題が挙げられていますけれども、ネットなど、巷で一番懸念されていると思われるのがこの「シェディング問題」です。
これについて、ミラノ分子腫瘍学研究所の荒川央理学博士は、自身のnoteで次のように解説しています。
・エクソソームと細胞間輸送
図1は私が描いたものです。もし本当にレプリコンワクチンが同一細胞内だけに留まるのであれば問題は限定的でしょう。しかし実際には細胞間輸送の機序を考慮する必要があるのです。
細胞外小胞 (extracellular vesicle, EV) とは細胞間のコミュニケーションを媒介する小胞です。そして細胞外小胞の代表的なものがエクソソーム (直径約40~100 nm) です。また、エクソソームよりもサイズがさらに大きな細胞外小胞はマイクロベシクル (直径50~1000 nm) と呼ばれます。
細胞同士は細胞間輸送小胞であるエクソソームを介してお互いの間で物質や情報のやり取りをしています。エクソソームの内容物としてはDNA、RNA、タンパクなどがありますが、実際エクソソームがどの細胞に取り込まれるかは予測不可能です。
人体では有害だとみなしたものは積極的に分解し、分解できなければ排出しようとする仕組みが働きます。例えば風邪をひくと咳や鼻水が出るのも有害なウイルスを体外に排出しようという働きのためです。そしてエクソソームは血中を循環し、汗や呼気からも排出されます。
・レプリコンワクチンとシェディング現象
コロナワクチン接種者から他者に副作用を伝播する現象は便宜的にシェディングと呼ばれており、実際に多くの人が被害を訴えています。本来の「ワクチンシェディング」とは、生ウイルス (ウイルスそのもの) を使ったワクチンを打った人間がウイルスに感染してしまう事によってウイルスを周囲に撒き散らすという現象です。そういった意味では、そもそも生ウイルスを用いていない遺伝子ワクチンによってワクチンシェディングが起こるという事自体が奇妙な話ですが、これはコロナワクチン接種者が何らかの有害物質を分泌し、それが周囲に影響を及ぼしているためではないかと考えられます。また、コロナワクチン接種者特有の体臭を指摘する声もあり、その匂いとして代表的なものはケミカル臭と腐敗臭です。
では、シェディング現象の原因物質とは一体何なのでしょうか? コロナワクチン接種者からVOC (揮発性有機化合物) を検出している報告もあり、原因物質の候補の1つはアルデヒドです。さらにはワクチンを接種した家族によるシェディング被害を受けた未接種の方から、ヌクレオキャプシドに対する抗体はできていないにも関わらず、スパイクタンパクに対する抗体が検出されたという報告もありました。実際スパイクタンパクのような高分子膜タンパクでもエクソソームに取り込まれれば呼気や汗として分泌する事も可能であり、ワクチン接種者はスパイクタンパクを分泌している可能性すらあるという事です。
・シェディング経路としての汗
汗の材料は血液であり、血管を流れるものは汗からも漏れる事があります。例えばニンニクを食べた人から次の日も独特の匂いがするのは、血液に溶け込んだ匂い成分のアリシンが汗として排出されるためですが、アリシンが何のために排出されるのか、なぜ人ごとに匂いの強さが違うのかなど実際の所は詳しく分かっていません。
佐野栄紀先生の研究結果は、コロナワクチンのいわゆるシェディングの作用機序を考える上での重要な示唆を与えてくれています。有害物質を体外に排出する経路として汗を利用し、積極的にスパイクタンパクを放出している人が存在する可能性です。分解できなかった有害物質を体外に排出しようとする働き自体は体の持つ自然な作用と言えますが、例えば一見非常に元気に見えるワクチン多重接種者は体質的に解毒機能が高い方であり、むしろその周りでシェディング被害を受けて体調不良者が続出するといったメカニズムのヒントとなるかもしれません。
このように、体内を循環する物質というのは体外に漏れ出てもおかしくありません。そのため、レプリコンワクチン接種者の汗からエクソソームなどを介してレプリコンワクチンが体外に排出された場合、非接種者を含めて周囲の人達がレプリコンワクチンに暴露する可能性があるのです。
人体に備わっている免疫系は、基本的には異物であるレプリコンワクチンを壊そうと働きます。しかし、免疫低下や免疫不全などの状態により免疫系が正常に働かないような方の場合、その体内では増殖を止める仕組みも作動しない恐れがあるのです。さらに言うと、例えば体質的にスーパースプレッダーのような人が現れた場合、そこから周囲にさらに感染を広げる懸念があります。
従来のmRNAワクチンが個体間で伝播したとしても、受け取った人の体内では量自体は減っていく一方でしょう。けれどもレプリコンワクチンのように増殖する仕組みを持つ遺伝子製剤の場合は、受け取った人の体内でもそのmRNAが増える可能性があるのです。
【中略】
・レプリコンワクチンは個体間伝播するか
レプリコンワクチンは既に日本以外にもベトナムやインドなどで治験されてきましたが、個体間伝播は今までのところは報告されていません。では、そうした心配をする必要はないのでしょうか。そもそも日本でもコロナワクチンのシェディングによる健康被害を訴える方は多くいますが、その声は無視され続けています。実際シェディング被害の定量法など定まっておらず、治験でもそうした測定はされていません。
・動物実験で安全性を確認する難しさ
コロナワクチン大量接種開始以来の日本の超過死亡の合計は2024年の前半の時点で既に60万人にも及びます。この膨大な超過死亡数はコロナワクチンの薬害が原因であると私は考えています。こうした数値から考えても、短期間での限定的な数のマウスを使った動物実験では遺伝子製剤の人体への安全性を確認するのは実際困難です。
いわゆる「シェディング」現象を検証するためには、高い感度のシェディングの原因物質の検出に特異的な実験系や、体調被害を定量化する実験系を立ち上げる必要があります。けれども現状ではシェディングの定量的な測定法すら存在せず、さらにマウスで「レプリコンワクチンの伝播が起こらない事」などを検証する事ははるかに難しいのです。
そもそもマウスとヒトは体のサイズ、寿命なども大きく異なり、マウスでの実験結果をそのままヒトに当てはめて簡単に安全性を結論付ける事はできません。また、例えばシェディングについてマウスとヒトの違いで考慮しなければいけない重要な要素の一つには「汗」があります。
ヒトが進化の過程で体毛を失った理由の一つは体温調節のために「汗をかく能力」を獲得するためであったと考えられています。実際、体温を下げるために汗の仕組みを採用している動物は非常に珍しく、哺乳類でもヒトとウマくらいですが、この仕組みにより長時間の激しい活動の際でも汗で体温を下げる事によって「オーバーヒート」を避ける事ができるのです。これはヒトの持つ特殊能力の1つであり、そのため本来ヒトは哺乳類の中でも屈指の長期離ランナーでもあります。汗をかくためのエクリン腺は「ヒト」の持つ特徴です。汗をかくためには体毛が邪魔になるため、本来マウスを含むほとんどの哺乳類は全身からは汗をかきません。汗によるシェディングの経路は大きな問題ですが、つまりマウスではこれを検証できないのです。
また、人は皆それぞれ遺伝的に異なり、ウイルスへの感染しやすさやウイルスのような外敵に対応する免疫系の働きも個人によって差があります。一方、動物実験に使われるマウスは基本的に純系であり、遺伝的には均質です。そのため人間の個人差もマウスで検証する事はできません。
シェディング現象を動物実験で解明する難しさの理由はそれだけではありません。そもそも研究者がそうした研究自体を敬遠するという事情があるからです。研究には費用がかかりますが、その中でも動物実験はコストの高い実験です。そして昨今ではmRNAワクチンの研究や癌製剤の活用や応用への研究に対しての研究費は潤沢ですが、製剤に対する「害」や「デメリット」の研究への研究費は申請しても却下される場合が多いでしょう。またそうした研究による成果を発表しようとしても、事実上ジャーナルの出資者でもある製薬会社に不利益をもたらすような内容の研究に関しては、査読を通す事すら困難です。また、たとえその研究成果を何らかの形で発表できたとしても、そのために所属機関の中で冷遇されたり、出世の道を閉ざされるといった可能性もあるでしょう。そのように、こうした研究に対する負の圧力のために薬害の研究が世の中に出てくる事は実際非常に難しいのです。
【以下略】
4.レプリコンの危険性を知らなかったワクチン開発企業
9月7日、mRNAワクチン中止を求める国民連合の副代表である村上康文・東京理科大学名誉教授がレプリコンワクチンを開発している明治製菓ファルマ社び開発担当者と対話したという動画がネットにあがり、一部で話題になっています。
件の動画の概略は次の通りです。
・明治製菓ファルマは免疫学者の警鐘シーズン1 書籍「コロナワクチンの真実」を読んでいるなんと、驚くべきことに明治製菓ファルマ社の開発陣は、シェディングの原因となるエクソソームを知らなかったというのですね。
・明治製菓ファルマに反対運動の電話がかかりまくっている
・明治製菓ファルマとして、レプリコンワクチンを販売するかどうか決まってない
・明治製菓ファルマとして、レプリコンワクチンをどれくらい製造するかも決まってない
・明治製菓ファルマは本当にやるか悩んでいる。不必要な薬はやらない
・明治製菓ファルマはエクソソームの存在を知らなかった。
・厚労省のワクチンでの死亡認定777人。なのに同じカテゴリのmRNAの製品を売るのはどうなのか、と苦言を呈すると上層部につたえる、と回答
・臨床試験で重篤な問題はないということだが、今のワクチンの問題は半年、1年経って起こっている。拙速はいけないと申し上げた
・副作用について、ファイザー、モデルナに劣ってないと報告しているが、どう考えているのかと聞いたが明確な答えはなかった。
・明治製菓ファルマはエクソソームの検証のやり方を教えてほしいという態度だった。当然エクソソームは見ていない。
・mRNAはすぐ壊れるという認識でいて、最初から想定していないニュアンスだった。
・エクソソームに関する知見が欠落している
・ひとつのケージに7頭のマウスを入れて、一頭に注射して、それ以外のマウスにRT-PCR検査すれば分かる。より本質的には抗体が誘導されるかみればよい、と申し上げた
・動物実験の動物は濃厚接触状態になる。相当な確率で水平伝播する筈。
・担当者はレプリコンのリスクについて、本当に分かってない様子だった。
・レプリコンをやっている他社VLTは、蛍光遺伝子を導入して実験をしている。しかし、蛍光遺伝子はスパイクタンパクではない。
・したがって蛍光遺伝子をつかっても意味はないと伝えた。
・そんな明治製菓ファルマの体制で開発するのは問題だ。
・明治製菓ファルマのレプリコンは初期の武漢型でやっている。オミクロンはここから40個くらいの変異が入っている。
・現在流行しているJN1はオミクロンから更に40個くらいの変異が入っている。
・バイオ医薬品の世界ではアミノ酸の配列が大幅に変わったら別物として扱う。
・従ってちょっとだけの変異だとする一元申請は間違いと伝えたら、明治製菓ファルマは会社内で共有しますと答えた
・政府から補助金貰って作ったワクチンだからどうしてもやらないといけないという流れになってないかと問うとそんなことはないと答えた。
・美容院や医院でレプリコンを打った人は入れないというところが随分増えてきている
・7月にWCHのメンバーが来日したとき、一緒に来た南アフリカの弁護士から、アメリカのあるグループがレプリコンを打っても打たなくても風評被害を起こそうとしているから打たない方がよいとアドバイスされた。
・風評流せば、円も株も暴落する、そうしてから安く買い叩けばいい、という話が拡散しているらしい
・明治製菓ファルマはみんなから色々言われて不安になった。だからまだ決定していないと言っていた。
前述の荒川博士の解説にもあるように、エクソソームとは、あらゆる種のあらゆる細胞から分泌される細胞外小胞(Extracellular Vesicles: EVs)の一種で、大きさとしては直径30-200nmほどのものです。エクソソームは、1980年代に初めて細胞外分泌メカニズムの一つとして同定され、現在では、エクソソームを含めた細胞外小胞(EVs)は、あらゆる生命活動・生理現象に影響を与えていることが示されています。
荒川博士によると、レプリコンワクチンの治験では、個体間伝播は報告されていないということですけれども、「シェディング被害の定量法など定まっておらず、治験でもそうした測定はされていない」状況なのであれば、単純に見過ごされているだけということも十分考えられます。
ただ、救いといっていいのかどうか分かりませんけれども、明治製菓ファルマに対するクレームや不買運動によって、ワクチンを生産していいものか躊躇しているという点は注目に値すると思います。
mRNAワクチン中止を求める国民連合からの懸念の声が届いた以上、明治製菓ファルマはきちんとした検証と分析を行うのみならず、その結果を広く公表して、開発の是非を世の中に広く問うべきではないかと思いますね。
この記事へのコメント
素浪人
管理人様のブログでは新型コロワクに懐疑的ですが、中には未だにそうした立ち位置を反ワクのレッテル貼りしてあざ笑う層が国内ネット界隈に垣間見えます。レプリコンは国内企業・国内生産だから今までのファイザーやモデルナと違ってより安全だ!などとのたまう人も居て、お前ら、河野太郎のデマ流布とどう違うんだ?、とほとほと呆れてしまいます。分かりやすく言えばレプリコンには空気感染の恐れが強い、ということですので。
ですので村上名誉教授の活動は心強いですし、明治製薬ファルマも、真摯に外部の意見を受け入れて、レプリコンの製造販売中止、あわよくばコロワク事業から撤退して欲しい所です。