大統領選の外れ値と予告

今日はこの話題です。
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1.ペンシルベニアが不正をしている


11月5日のアメリカ大統領選を迎え、不正選挙を警戒する声が上がっています。

10月29日、トランプ前大統領は、ペンシルベニア州ヨーク郡が不正の可能性のある有権者登録票と郵便投票申請票を第三者のグループから「数千件」受け取ったとSNSに投稿しました。この投稿の閲覧回数はわずか2~3時間で100万回を超えています。

トランプ前大統領はまた、同じくペンシルベニア州のランカスター郡でも偽の投票や登録票2600通の存在が発覚していると指摘。それらは全て同じ人物が書いているとした上で、法執行機関が即座に対応しなくてはならない事案だと続けました。

トランプ前大統領は翌30日、「これまでに見たことのないようなレベルで、ペンシルベニアが不正をしている」と主張。更に31日には自身の立ち上げたSNS「トゥルース・ソーシャル」に「彼らがペンシルベニアで大規模な不正を起こそうとしているのを暴いた。いますぐ発表して訴追する必要がある」と投稿しています。

ヨーク郡郡政委員トップのジュリー・ウィーラー氏は声明で、記入済みの有権者登録及び郵便投票申請を含む選挙関連の書類数千件を第三者機関から郡で受け取ったと述べた。現在郡の職員によって提出書類の合法性を確認する作業が行われており、不正の疑いが認められれば検察に通知する段取りになっていると述べています。

どうやら、ヨーク郡では受け取った3000以上の有権者登録用紙のうち24%に問題があったと判断し、選挙登録を受け付けなかったとのことで、残りの47%は承認され、29%は追加情報が必要として審査を続けているとのことです。

また、ランカスター郡の法執行機関と選挙当局者は「有権者登録の不正が疑われる事象」を検知したと発表。超党派の選管と郡検察によれば、同じ筆跡による複数の申請や、誤った住所の記載を伴う申請が大規模に行われていた可能性があるとしています。

当局者らによると、約2500通の有権者登録票が調査対象だとのことですけれども、このうち何通で不正が判明したのかは明らかにしていません。


2.常識と選挙の公正性


また、投票資格や手続きを巡る訴訟も相次いでいます。

ペンシルベニア州北西部のエリー郡では、郵便投票を申請した1万〜2万人もの有権者に投票用紙が届いていないことが発覚。ペンシルベニア州の民主党は10月30日、「有権者登録をした人にとって大統領選への投票を難しくしており、投票権を侵害している可能性がある」として、選挙管理委員会に対して訴訟を起こしています。

一方、10月29日、ペンシルベニア州南部バックス郡では、郵便投票の申請のため役所に並んでいた複数の有権者が期限日の午後5時を過ぎたことを理由に申請を却下。州の代表は午後5時までに並んでいれば時間を過ぎても申請ができると発表しており、トランプ前大統領の選挙陣営や共和党全国委員会(RNC)が提訴。州は申請期限を11月1日まで延長しました。

更に、共和党全国委員会(RNC)はデラウェア郡で、「投票者への抑制」があったと主張。10月28日、RNCのワトリー委員長は、手錠をかけられた女性の動画をX(旧ツイッター)に共有。「トランプ大統領の支持者が今日、逮捕された。人々に期日前投票の列に残って自由に投票するよう呼び掛けたという理由で。ペンシルベニア州での出来事だ……これは左派による投票者への抑制だ。彼らに追い返されてはならない」と述べました。

ペンシルベニア州の州務省によれば、拘束された女性は今回共和党の認証を受けた選挙人の一人、バル・ビアンカニエロ氏と見られ、郡報道官の声明では、女性が投票場所から退去させられたのは、当時女性が破壊的かつ好戦的な態度で列に並ぶ有権者に影響を及ぼそうとしていたとの目撃情報が多数寄せられたからだとしています。

これに対し、バル・ビアンカニエロ氏はXへの投稿で、一切の法を犯していないにもかかわらず逮捕されたと述べ、列に並んでいるように人々を説得したのは、民主党員が有権者に対し、本人によるこの日の投票をさせないよう呼び掛けていたからだと訴えています。

他方、不正投票についてはそれを認めないとの方針を出している州もあります。

10月30日、連邦最高裁は、南部バージニア州の訴えを認め、市民権を持たない者が有権者登録をしていた場合、抹消させる暫定命令を出しました。共和党のヤンキン知事は「常識と選挙の公正性の勝利だ」と歓迎。これに対し公民権団体は、登録の際に使った運転免許証の取得時は市民権がなかったが、その後に得た人など、本来なら投票権を持つ人も排除されかねないと反発しているようです。

現在、共和党全国委員会(RNC)は20州で80を超える訴えを起こしていて、郵便投票について、投開票日以降に選管へ届いた分を集計しないよう求めるなどしています。

また、トランプ前大統領と共和党全国委員会(RNC)はトランプ氏が敗れた場合、投票結果に異議を唱える下準備を行っているとも見られています。


3.放送事故と投票機故障


不正投票については、既にネットで色々疑惑が指摘されています。

10月31日、ケンタッキー州の有権者が電子投票機で「ドナルド・トランプ」を押したのに「カマラ・ハリス」が選択されるという「問題」を起こしている動画が拡散されました。

それによると、ケンタッキー州の一部の電子投票機は、有権者がトランプ大統領を選択することができなくなっていて、「トランプ」をタップすると、カマラ・ハリスが選ばれてしまうとのこと。

動画投稿者はトランプを10回選ぼうとしたが、うまくいかなかったので、再コーディングを始め、挑戦し続けたのことで、選挙管理委員会の責任者に会いに行き、この動画ケンタッキー州検事総長に送るつもりだとしています。

問題の投票機は司法省の担当者を待っている間に使用停止になったとのことで、この件について、地元の郡書記がフェイスブックで、この問題が「実際に起きた」ことを認める声明を発表しています。

また、アメリカABCテレビの系列局が、激戦州ペンシルベニアでの選挙結果を「ハリス氏勝利」と誤って報じたことが明らかとなっています。

10月27日、ペンシルベニア州北部を管轄するWNEP-TVが、F1メキシコグランプリを放送中に「ハリス氏が329万3712票、トランプ氏が299万7793票を獲得」。得票率は「ハリス氏52%、トランプ氏47%」で、ハリス氏が勝ったというテロップを表示しました。

ペンシルベニア州の法律では、11月5日の午前7時まで郵送投票用紙を取り出すことや、投票所が閉まる午後8時まで投票用紙が集計されることは禁じられていますから、普通ではありえないことです。

WNEP-TVは誤りを認め謝罪し、原因については「5日の選挙前にテストの一環としてランダムに生成されたもの」と弁明したとしていますけれども、テストにしては、票数といい、リアル感が伴っていたことから、SNSでは陰謀論が浮上し、不正選挙だとする騒ぎとなったようで、中には「あらかじめハリスが勝利することが決定してる」という書き込みすら見受けられます。

因みに、ハリス氏はF1の大ファンだそうで、7度の世界チャンピオンであるルイス・ハミルトンの熱烈なサポーターだとインタビューで明かし、「本当に素晴らしく、私たち家族も大好きです」と語っています。

もし、陰謀論で言われているように既にハリス氏が当選することが決まっているとするならば、このテロップとて、ハリス氏またはその支持者に向けての、”放送事故を装った”事前告知だとみることも出来なくもありません。

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4.外れ値か事前告知か


11月2日、アメリカ中西部アイオワ州の有力地元紙デモイン・レジスターが公表した大統領選の世論調査で、民主党のハリス副大統領の支持率が共和党のトランプ前大統領を3ポイント上回ったと報じ、激震が走っています。

デモイン・レジスター紙が10月28~31日に実施した調査では、投票予定の有権者のうち47%がハリス氏、44%がトランプ氏を支持。アイオワ州では、トランプ氏への支持を表明して選挙戦から撤退した弁護士のケネディ氏の名前も投票用紙に残っていて、今回の調査で3%が支持。「まだ分からない」が3%、「言いたくない」が2%、「他の人」が1%といった回答もありました。

これまで「トランプ優勢」とされてきた州で最終盤にハリス氏のリードが伝えられたインパクトは大きく、アメリカメディアは「衝撃」と報道。トランプ陣営は「極端な外れ値だ」と火消しに追われています。

デモイン・レジスター紙によると調査は18歳以上のアイオワ州民808人への電話インタビューで行われ、回答は、最近の国勢調査データに基づく一般人口を反映するため、年齢、性別、選挙区ごとに調整。質問の最大誤差は、±3.4%。統計上、実際の人口値からプラスマイナス 3.4 パーセント ポイント以上は変わらないことになります。

まぁ、本当に「極端な外れ値」なのかもしれませんけれども、ここまであれやこれやが発覚しているところを見ると、なんでもアリと考えるべきかもしれません。

これまで、ネットは勿論のことマスコミですら、最近になって「トランプ有利」と報じていたのに、なぜこの「外れ値報道」が出てきたのか分かりませんけれども、蓋を開けてみればいきなりハリスだったなんてことがあった場合に、騒ぎにならないように、事前にハリス優位の世論調査があったでしょ、というアリバイ的な報道をしていたと考えることもできなくもありません。

大統領選挙がどういう結果になるのか。ハリス大統領なんていう「見たくない光景」も覚悟しておくべきなのかもしれませんね。

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