

1.石破さんだから会えない
11月16日、石破総理は、強い意欲を示していたアメリカのトランプ次期大統領との早期面会を断念したことを明らかにしました。
この日、石破総理は訪問先のペルーで記者団に対し「現時点においてトランプ次期大統領との会談はいずれの国とも行わないという説明を受けている」と述べ、トランプ側から、「各国首脳から非常に多くの面会依頼が寄せられている」「権限のない民間人が外国政府と外交協議を行うことを禁じたローガン法の制約から、トランプ氏は来年1月の就任前の会談は行わない」との説明があったと明かしました。
石破総理は「双方最も都合が良い時期になるべく早期に会談を行いたい」と、トランプ氏との面会を仕切り直す考えを示していますけれども、何でも、大統領選翌日の電話で一度は会えるとの約束を取り付けていたようです。
それが覆ったことについて、官邸幹部は、「今回はトランプ側近が法律面に敏感だ」と先述のローガン法の制約が理由だとしています。
ローガン法とはアメリカ合衆国連邦政府の法律で、アメリカと争っている外国と政府の許可がない個人が交渉することを禁じて、違反者へ罰金または禁錮を定めているものです。この法律は、政府の意図に反して個人が交渉することを防ぐ意図があるとされています。
これを理由にされたら、どの国の首脳もあえなくなる筈ですけれども、日本政府関係者によると「規律を重んじるスーザン・ワイルズ次期大統領首席補佐官らの意向で、例外を認めないことになった」ということのようです。
けれども、既にネット等で指摘されているように、トランプ次期大統領はアルゼンチンのミレイ大統領が14日に会談しています。
ミレイ氏はトランプ氏を信奉し、実業家のイーロン・マスク氏とも親しいことから、こうした人脈を生かして会談を果たしたとみられていますけれども、2016年には当時の安倍総理が大統領就任前のトランプ氏と会談しています。
もし、今も安倍元総理が御存命で、総理の立場だったら、きっと面会できていたのではないかと思います。
石破総理がトランプ氏に会えないことについて、大統領選直後の11月6日、経済学者の高橋洋一嘉悦大教授が自身の動画で次のように述べています。
・石破さんなんか会話ができないよ石破総理は「石破さんだから会えない」などとする批判に苛立ちを感じていたそうですけれども、そういわれるだけのことをしてきたからだと否が応でも自覚させられたのではないかと思います。
・安倍さんが『石破さんだけはダメだ』って言ってるのは、日本語でずいぶんあるでしょ。おそらくトランプに情報は行ってると思う。今度、石破さんがトランプタワーに会いに行くでしょ。でも会わない可能性があるよね
・石破さんは『安倍さんとトランプはゴルフなんかやってるのけしからん』って言ってたのも入るよね。そうすると会ってもしょうがないと。トランプも自分の就任式まで石破が持たない確率が結構高いと思ったら会わないと思うよ。石破が会いに行くなんてどっかに出てたけど、無理だと思うな
・石破さんなんて、安倍さん憎しで旧安倍派を潰した人だから。ゴルフも何もできないから、つまんないじゃん
・親中の人だと、中国と一緒に葬り去っちゃえみたいな話になってもフシギじゃない。台湾有事も日本でアジアでやれって言うかもしれないよな話になるかも……総理が早く変わらないと国益に反する
・総裁選で麻生氏が後見人を務めた高市早苗氏なら、トランプ氏と関係構築できる確率はある
トランプ氏 石破氏との会談見送り
— ガッテム竹内(元ハガキ職人)in音漏れ隊卒業 (@gtt214214214) November 16, 2024
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就任まで外国首脳に会わない方針で「例外認めない」
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一方、アルゼンチン大統領ミレイ氏とトランプ氏はマイアミで対面
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ちなみにトランプ氏が2016年大統領選で初勝利の際、外国首脳として初めて対面会談したのは安倍元首相
pic.twitter.com/ClibrE2DNi
2.ナオキマンは会えた
そんな中、トランプ次期大統領と面会できた日本人がいるとネットで話題なっています。人気YouTuberのナオキマン氏です。
11月16日、ナオキマン氏は、自身のインスタグラムを更新し、トランプ次期大統領の邸宅を訪れたことを明かして、反響を呼んでいます
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ナオキマン氏は豪華な建物の入口に立つ自身の姿を収めた写真を公開し、「素敵なご縁で……フロリダのトランプ大統領のマーアラーゴーのお家に遊びに行かせていただきました~!!……密度な交流はできませんでしたが、この激アツなタイミングでトランプさんとお会いできるのは本当にありがたき貴重な体験でした!……今後も面白い世作り頑張ります! みんなもいつも応援ありがとう!!」と意気込みとともに、感謝の思いを記しています。
この投稿には「はっ!?え?」「あんた、何者やw」「ヤバすぎ」「スケール凄すぎて言葉が出ない!」「意味わからんww」「首相よりも先に会うYouTuber笑」「何の繋がりで?」「どんな話をしたのか…」といった驚きの声があがっています。
筆者もこのナオキマン氏について知らなかったのですけれども、彼は、1991年11月3日生まれのアメリカ出身。2017年にYouTube活動を開始し、都市伝説などに関する動画を投稿。チャンネル登録者数は218万人という大人気YouTuberです。
早速、ナオキマン氏の配信動画を2,3本みてみたのですけれども、確かに都市伝説系の動画でした。
3.クリス・ライト
トランプ次期大統領は就任前から閣僚予定者を矢継ぎ早やに発表していますけれども、16日、新政権のエネルギー長官に西部コロラド州に拠点を置く油田サービス会社リバティー・エナジーの創業者兼最高経営責任者(CEO)のクリス・ライト氏を指名しました。
ライト氏は、シェール層と呼ばれる岩盤に化学物質を含む高圧水を流し込み、石油や天然ガスを抽出する採掘法「フラッキング」に長年携わっていて、トランプ次期大統領は声明で「アメリカのシェール革命を助けたパイオニアだ」と評価しています。
トランプ次期大統領は、選挙期間中に「ドリル・ベイビー・ドリル」=「掘って掘って、掘りまくれ!」と訴えるなど、化石燃料の増産を公約としていて、採掘会社のトップをエネルギー長官に据えることで公約実現への姿勢を鮮明にしました。
ライト氏は気候変動危機には否定的で、それに類する発言を度々行っています。
11月2日、ライト氏は、National Public Radio が制作、配信するアメリカのラジオ ニュースマガジン番組で、次のようにライト氏の発言を紹介しています。
サイモン記者:ライト氏はデンバーに本拠を置くリバティ・エナジーのCEO。トランプ氏への大口献金者で、石油・ガス採掘法の一種である水圧破砕法の技術開発に長年携わってきた。ライト氏はエネルギー長官として、核兵器の保守からクリーンエネルギー研究まで、幅広い責任を担う省庁を統括することになる。番組では、ライト氏の発言について「人間が引き起こした地球温暖化がハリケーン、干ばつ、洪水の激化につながっているという科学的コンセンサスと矛盾している」と指摘していますけれども、エネルギー長官ともなると、各方面から突っ込まれるのは確実です。それにどう対処するのか。あるいは、それらを弾き飛ばすだけのなんらかのエビデンスを持っていて、それらを情報開示する計画があるのかもしれません。
バイデン政権下では、同省は太陽光、大型バッテリー、地熱など、地球温暖化の原因となる汚染を減らすエネルギーに重点を置いてきた。対照的に、ライト氏は公に気候変動の脅威を軽視し、化石燃料の削減に反対している。
クリス・ライト氏:気候危機は存在せず、私たちはエネルギー転換の真っ只中にいるわけでもない。
サイモン記者:これはライト氏が昨年LinkedInにアップロードしたビデオです。
クリス・ライト氏:メディア、政治家、活動家らが恐怖をあおる報道をし続けているにもかかわらず、ハリケーン、竜巻、干ばつ、洪水の発生頻度や激しさは増加していない。
サイモン記者:その見解は、人間が引き起こした地球温暖化がハリケーン、干ばつ、洪水の激化につながっているという科学的コンセンサスと矛盾している。トランプ氏は新政権が化石燃料の生産増加と規制撤廃に重点を置くと約束した。トランプ氏はバイデン氏の気候変動対策への投資を「グリーン新詐欺」と呼んでいる。
カリフォルニア大学バークレー校のエネルギー教授ダン・カメン氏は、米国がエネルギー転換への投資を削減すれば、中国、デンマーク、ドイツなどの他国に遅れをとる可能性があると述べている。
ダニエル・カメン教授:クリーンエネルギーへの移行を先導し、その恩恵を受けている他のすべての国々にとって、間違いなくさらなる扉が開かれることになります。
サイモン:ライト氏の任命は上院の承認が必要だ。
4.トランプは都市伝説を開示するか
情報開示という意味では、トランプ氏が2度目の大統領に就任することで、「UFO情報公開」などという激震を起こすのではないかと一部で噂になっているようです。
11月6日、イギリスのデイリー・ミラー紙は、トランプが就任直後の2025年初頭に衝撃的なUFO情報を公表する可能性が高いとする記事を掲載しています。
件の記事の概要は次の通りです。
ドナルド・トランプ氏の再選は、UFO情報の公開に「衝撃的な」影響を与える可能性があり、米国政府が地球外文明と接触していたことを証明する可能性がある。これは、長年にわたり国防省でUFO報告の分析を担当していたニック・ポープ氏の見解である。ワクチンや気象変動だけでなく、UFOまで飛び出てきました。その裏には、トランプ次期大統領が武漢ウイルスワクチンや地球温暖化危機以外も次々と情報開示・暴露してくれるのではないかという一種の「期待」があるのかもしれません。
億万長者の大物トランプ氏は2024年の米国大統領選挙での勝利を宣言したが、ポープ氏はミラー紙に対し、この勝利はエイリアン現象に関して完全に状況を変える出来事になる可能性があると語った。「トランプ氏の勝利はディスクロージャーに大きな影響を及ぼす可能性がある」と同氏は語った。「これは最悪の状況だ。異端でポピュリストの大統領が2期目を迎え、したがって再選の見込みはない」
「宇宙人の存在についての真実を隠蔽するために何十年にもわたる陰謀があったと信じるUFOコミュニティの人々にとって、2期目のトランプ大統領はディープステートに反撃し、情報開示を実現する史上最高の希望を与えてくれる。」
これは、地球外生命体との接触に関する真実の公式発表が、来年1月の就任式の前後にようやく行われるかもしれないという以前の予測と一致している。ニックは政府の秘密主義と隠蔽に強く反対しており、それは彼の最新ドキュメンタリー「アポカリプス・コビッド」で示されており、「パンデミック中の政府の誤った対応と行き過ぎ」を暴露しようとしている。
現在アメリカを拠点とするニックは、地球外生命体との接触に関してはトランプが「重大な秘密を知っていることを強く示唆している」と指摘する。彼はさらにこう続けた。「トランプは、JFKファイルと同じようにこの問題をとらえていると思います。もし極秘情報がまだ隠されているなら、機密解除して公開すべきです。」
「トランプ氏は、JFKファイルの大半を最初の任期中に公開し、残りも2期目の早い段階で公開することを実質的に約束した。トランプ氏はこの2つの問題を関連づけているようなので、就任直後の2025年初めに衝撃的なUFO情報が公開される可能性が非常に高い。」
その文脈から考えると、穿った見方だとは思いますけれども、石破総理の面会を断ったトランプ次期大統領が、都市伝説Youtuberのナオキマン氏を招いて面会したということは、いわゆる都市伝説系の情報についても開示していくぞ、という予告ではないかとさえ。
勿論、本当のところは分かりませんけれども、トランプ次期大統領の人事をみるにつけ、これまでの常識をひっくり返してくるのかもしれませんね。
— Elon Musk (@elonmusk) November 18, 2024
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