石破総理は天照大神の使者

今日はこの話題です。
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1.この国を滅ぼしたくない


自民党総裁選前倒しが着々と進む中、それでもなお、石破総理は続投の意思を崩していません。

今月上旬、石破総理は「俺はこの国を滅ぼしたくないんでね」と周囲に語り、石破降ろしの党内政局に「だったら誰がいいの?」と不快感を示したそうです。

どうも石破総理は、「日本人ファースト」を掲げた参政党や「手取りを増やす」と訴えた国民民主党の躍進を、ワンフレーズ・ポリティクスによるポピュリズムだと考えているようで、「都合のいいアジテーションでこの国はよくなるのか」と口にしたと伝えられています。

更に、一部メディアによる「退陣へ」との報道についても、周囲に「辞めさせたいという意図だろう。そうはならんが」と反論。「このままで後世に責任が持てるのか。言うべきことを言わずに何の意味があるのか」と日米関税合意を受けた国内対策や、コメ増産へ方針転換した農政改革は自分にしかできないという自負があると見られています。

党内で、石破降ろしの風が吹き荒れる中、8月のNHKなどの世論調査での内閣支持率が「謎の」上昇をみせ、それが石破総理の心の支えになっているのではないかという見方も出ています。

この石破総理の「この国を滅ぼしたくない」発言について、ネットでは、「ポピュリズムに抵抗する……要するに民意は無視するってことね」「この国を滅ぼしたくなかったらさっさと辞めろよ、石破」「これは問題発言だよな。自分と対極にいるものはこの国を滅ぼそうとしてるって言ってるんだろ」などと散々に批判の声が上がっています。


2.保守がいなくなった自民党支持層


先ほど、内閣支持率が「謎の」上昇をみせていると述べましたけれども、世論調査でも世代毎の支持率など、詳しくみていくと興味深い事実が見えてきます。

8月8日~11日に掛けて時事通信が、全国の18歳以上の2000人を対象に個別面接方式で世論調査を実施しました。

それによると、自民党の支持率は引き続き全党でトップを維持したものの、世代別に見ると、「18~29歳」は9.2%(前月比2.1ポイント増)に伸びたものの、「30歳代」4.8%(同7.5ポイント減)、「40歳代」6.3%(同6.7ポイント減)とそれぞれ急落。これらの世代で、参政党と国民民主党を下回りました。

「50歳代」は13.6%(同0.8ポイント減)、「60歳代」は15.4%(同1.5ポイント増)、「70歳代」は29.2%(同3.2ポイント増)となっています。

2012年12月の自民党の政権復帰以降、自民党支持率の最低は24年1月の14.6%だったのですけれども、この時でも、支持率が1ケタだったのは「30歳代(9.1%)」だけ。「40歳代」以下の全ての世代で1割に届かなかったのは、今回が初めてのことです。

性別では、男性17.9%(同0.6ポイント増)、女性13.1%(同2.3ポイント減)。地域別では、東京23区と政令市の「21大都市」が13.8%(同2.4ポイント減)、「その他の市」16.4%(同0.2ポイント増)、「郡・町村」17.3%(同0.2ポイント減)。「21大都市」は24年1月を下回っており、落ち込みが目立っています。

自民党以外の支持率は、参政党7.6%(前月比2.9ポイント増)、国民民主党6.8%(同3.7ポイント増)、立憲民主党5.5%(同±0)、公明党3.7%(同0.6ポイント増)、日本維新の会2.4%(同0.9ポイント増)、共産党1.8%(同0.2ポイント増)、日本保守党1.6%(同0.5ポイント増)、れいわ新選組1.5%(同0.6ポイント減)の順で、参政党は初めて2位となり、立民は4位に後退しました。

一方、石破内閣の支持率は27.3%(同6.5ポイント増)、不支持率は49.6%(同5.4ポイント減)と、支持率はやや持ち直したものの、発足以来、1回も支持が3割に届いておらず、世代別では、「40歳代」以下の世代は1割台、「50歳代」「60歳代」は2割台と低迷。ただし「70歳以上」は47.1%(同16.5ポイント増)と急伸し、唯一、支持が不支持(36.8%)を上回っています。

また、7月の参院選を踏まえ、石破茂首相は辞任すべきだと「思わない」(39.9%)が「思う」(36.9%)をわずかに上回っています。ただ、自民党支持層に限ると、「思わない」65.9%に対し、「思う」は24.6%。反対派が賛成派を圧倒。公明党の支持層は、辞任すべきだと「思わない」が71.4%で、「思う」はわずか14.3%と自民支持層以上に「石破降ろし」に懐疑的な姿勢を示しています。

立憲民主党は、辞任すべきだと「思わない」(52.4%)が「思う」(27.0%)を大きく上回った一方、参政党は「思わない」16.3%、「思う」69.8%。国民民主党は「思わない」27.3%、「思う」55.8%。参院選で改選議席の維持にとどまった立民支持者と、躍進した参政、国民両党支持者とで、石破総理に対する見方が正反対。少なくとも保守には評価されていないことは明らかです。

この世論調査では、更に次期首相にふさわしい国会議員について、14人を挙げて質問しています。

その結果、上位5人は、トップが自民党の高市早苗前経済安保相で15.9%。これに、小泉進次郎農水相が14.6%と僅差で続き、以下、石破首相11.3%、国民の玉木雄一郎代表5.7%、河野太郎元外相3.3%の順だった。

ところが、自民支持層に限定すると、1位は石破首相24.6%、2位は小泉氏21.2%、3位は高市氏19.6%で、上位3人が抜け出ている状況に変化なし。ただ、4位には小林鷹之元経済安保相が4.5%で入り、5位は岸田文雄前首相と林芳正官房長官が3.4%で並んでいます。

保守に評価されていない石破総理を、自民支持層が評価しているということは、要するに自民党支持層は「保守」ではなくなっていることを示唆しているといってよいと思われます。

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3.ポピュリズムには負けたくない


冒頭で取り上げた石破総理の「この国を滅ぼしたくない」発言や、世論調査の結果について、元産経新聞記者の三枝玄太郎氏は、8月17日の自身の動画チャンネルコメントで次のように述べています。
あくまでも続投の意思を崩さない石破茂首相(自民党総裁)。産経新聞の末崎慎太郎記者によると、石破首相は「参政党や国民民主党のようなポピュリズム(大衆迎合主義)には負けたくない」と意地になっているようです。「俺はこの国を滅ぼしたくないんでね」と総理番に息巻いている石破首相。「だったら(代わりの首相は)誰がいるの?」とまで言っているそうです。えらい自信です。

読売新聞の「退陣へ」という報道も「周囲が自分を辞めさせようとしている」と意固地になっている一因のようです。

石破首相はNHKの世論調査の結果が内閣支持率の上昇を示していることに意を強くしているようです。石破氏の周辺の村上誠一郎総務相のような人たちも同様の考えのようです。

記事中で、末崎記者は就任以降の衆参の国政選挙でいずれも与党過半数割れに陥った現実こそ民意といえる、と断じています。全く指摘の通りです。

石破内閣の支持率が上昇し「石破辞めるな」論が「辞めるべき」論を上回っている、と、それこそが民意だ、と嘯いて内閣に居座るならば、来たる衆院選は石破首相で選挙を戦えば良いのではないでしょうか。

ではなぜ、「首相にふさわしい人」でいつも上位の石破首相が率いる自民党は、いつも負けるのでしょうか。

理由は簡単で、石破氏を「支持する」と言っている人の多くは、公明党や立憲民主党の支持者だからです。つまり選挙になると、石破首相を「支持する」と言っている人は、自民党には入れず、立憲民主党や公明党、日本維新の会、れいわ新選組、共産党などの左派政党に投票してしまう可能性が高いのです。

一方の安倍内閣を「支持する」と答える人は、立憲民主党や共産党には間違っても入れないでしょう。つまり自民党に投票してくれることを大いに期待できます。時事通信の調査でも、立憲民主党の支持者に訊くと、最も首相にふさわしい人の1位は野田佳彦代表ですが、2位は石破首相です。

もうひとつの石破内閣が弱い理由は、高齢者に支持されているが故、実態より支持率が高く出てしまう傾向が強いことです。例えば、識者の一部が指摘していますが、例えば70歳代以上の有権者の実数よりも、NHKの世論調査に答えている70歳代の割合が大きすぎる、という指摘があります。つまり新聞社やテレビ局は高齢者からばかり回答を得ているのではないか、という疑惑です。

時事通信は自民、公明、立憲民主党、国民民主党の支持者からは「誰が次の首相にふさわしいか」を訊いていますが、参政党の支持者からは訊いていません。これでは若い人たちの投票行動が正確に反映されないと思います。

こうした歯が抜けたような不完全な世論調査に一喜一憂する自民党執行部はおめでたい、と言うほかはありません。

どこまでも自分たちが正しい、というのなら、いっそ石破政権のまま衆院選に突入すれば良いのに、と半ば真剣に思っています。
三枝氏は、世論調査で、有権者の3割程度の高齢者層の回答が4割近くと偏りがあり、若い人たちの自民党支持率は、どの調査でも大体10%程度しかなくて、非常に少ないということから、石破総理を続投すべきだと言っている人は、高齢者の方が圧倒的に多いだろうと述べた上で、そんな高齢者のパーセンテージが多い回答を集めれば、石破総理に有利な結果が出るのではないか、と世論調査そのものに疑問を呈しています。

そして、石破総理を支持してるのは公明党とか立憲民主党の支持層と自民党の残った左派リベラル系の人たちが、熱心に支持していると指摘しています。筆者もその通りだと思います。




4.高市さんが自民党に残ることの是非


三枝氏は、8月13日に上げた別の動画で、高市早苗氏の総理・総裁の実現の可能性が低いと指摘しています。

件の動画のポイントは次の通りです。
〇世論調査から見る各政党と支持層の動向
・各党支持率(8月): 自民党29.4%、国民民主党7.1%、立憲民主党6.9%、参政党6.8%と、野党はほぼ横並び。

〇年代別支持層の傾向:
・自民党、立憲民主党、公明党、共産党、社民党: 70代以上の高齢者層からの支持が厚い。特に自民党は80歳以上で50.7%の支持率。
・国民民主党、参政党、れいわ新選組: 若年層や中年層からの支持が多く、参政党と国民民主党は男性の支持が女性より高い。

〇石破茂内閣の支持状況
・石破内閣の続投**: 支持が49%、反対が40%と、わずかに支持が上回る。
・年代別支持率: 年齢が上がるほど続投支持率が高く、80代以上では63%が賛成。18歳〜39歳では27%に留まる。このことから、自民党内の高齢者や左派層が石破氏を支持する傾向が見られる。

〇高市氏の総裁選の勝機と今後の展望
・高市氏の現状**: 全体の世論調査では高い人気を誇るものの、自民党員に限定すると支持率が減少。これは、若年層や保守層が自民党から離れ、高齢者や左派層が党内に残っているためと分析。

〇今後の可能性:
・高市氏が総裁選で勝利した場合、自民党から離れた若年・保守層の一部が戻ってくる可能性がある。これにより参政党や日本保守党と票を分け合う形になるかもしれない。
・小泉進次郎氏が総裁になった場合、左派路線が続き、党の高齢者・リベラル色が強まり、高市氏のような保守系議員はさらに厳しい立場に置かれると予測。

〇最終的な見解:
・戦略的に見ると、もし次回の総裁選で高市氏が敗北し、小泉政権が誕生するなら、高市氏は自民党を出るべきではないかと考えている。ただし、長年の党員活動を重視する高市氏の心情も理解できるとしている。
三枝氏は、石破自民党の支持層が高齢者や左派層に偏っていることを挙げ、それが故に、保守の高市氏が総裁選で勝てる可能性が低くなっていると指摘しています。




5.天照大神の使者


こうしてみると、石破総理が自民党総裁になってから、自民党から保守層が抜け、壊れたというか別の政党になっているのではないかとさえ思えてきます。

そんな折、ネットで、石破総理は天照大神の使者説なる言説を見かけました。

出所は、経済評論家の三橋貴明氏の動画チャンネルで、参政党のさや参院議員と三橋氏の対談の中で飛び出したもので、その時のやりとりは次の通りです。
さや:ま、でも先生、ここまで来るとその石破さん、もしかしたら自民党を根本から潰そうとしてどっかからね、派遣されてんじゃないかっていうなんか……

三橋貴明:いや、むしろ、天照大神の使者かもしれない。

さや:使者かなっていう

三橋貴明:自民党を潰すためにやってきた。

さや:やってきた人っていうだって本当に壊れちゃってるじゃないですか。実際にね。

三橋貴明:壊れてます。壊れてますね。

さや:派閥ももう

三橋貴明:いや、これどうすんだこれ。高市さんたち、麻生とか。
いやぁ、石破総理のあまりにもの自民党の壊しっぷりに、これは天の使者だという訳です。

7月10日のエントリー「楽しい総理と大統領」で筆者は、石破総理就任後、国民の政治意識が高まっていることについて、「大統領制への移行」という天意が働いているのではないかと述べたことがありますけれども、石破総理が天照大神の使者であるとするならば、あるいは自民党が右と左に分裂するという天意があるのかもしれません。

大統領制への移行となると、かなり大掛かりな改革になりますけれども、自民党が左右に分裂し、多党化していくのなら、政治意識が高まった国民にとっては、選択肢が増えることになり悪いことではありません。

また、多党化が政策毎の議論が可視化され、密室で全てが決まっていくこともなくなっていくはずです。

もはや自民党が、高齢者と左派にしか支持されなくなった今、石破総理が総理にしがみつけばしがみつくほど、自民がかつてのような国政政党として力を発揮する可能性は減ってきます。それが天意だとするならば、持って瞑すべしとすべきかもしれませんね。






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この記事へのコメント

  • ルシファード

    石破が天照大神の使者なんてのは私は絶体認めたく無いですね!此奴はやはり日本の敵!!(今回のビルゲイツとのワクチンの件でも)絶対に全滅だ‼




    2025年08月20日 16:06