
1.世界の平和と繁栄に貢献できるのはドナルドだけだ
3月19日、訪米した高市総理はホワイトハウスでトランプ大統領と会談しました。ホルムズ海峡への艦船派遣を同盟国などに要求して以来、先進7ヶ国首脳でトランプ大統領と対面で会談するのは高市総理が初めてのことです。
報道陣に公開された会談冒頭の模様は次の通りです。
トランプ大統領:当初は、とても厳しい首脳会談になるのではないかとも見られていたのですけれども、会談は冒頭から和やかなムードで行われました。トランプ大統領は高市総理を「選挙で勝利した偉大な女性」と持ち上げ、高市総理は「世界の平和と繁栄に貢献できるのはドナルドだけだ」と讃えました。
皆さん、ありがとうございます。お集まりいただき光栄です。本日は非常に特別な方をお迎えしています。記録的な形で素晴らしい選挙に勝利されたばかりで、我々には共通点がありますね。私は総理を推薦(エンドース)したことを非常に誇りに思い、光栄に感じています。彼女は本当に素晴らしく、見事な仕事をしてきたと確信していたからです。私は彼女を深く尊敬しており、推薦を出しました。私の考えでは、日本の歴史上、最も成功した選挙であり、過去最高の得票で勝利されました。非常に人気があり、力強い女性であり、素晴らしい女性です。我々は非常に良好な関係を築いており、本日は貿易やその他多くのことについて話し合う予定です。お越しいただき光栄です。ありがとうございます。
高市総理:
ありがとうございます。本日はホワイトハウスにお招きいただき、感謝申し上げます。現在の状況を鑑みますと、私の訪問は非常にタイムリーなものだと考えています。
トランプ大統領:
(通訳を指して)どうぞ、続けてください。素晴らしい通訳ですね。私たちは(安倍)晋三とも長い付き合いでしたから。
高市総理:
現在、中東、そして世界全体において、我々は非常に厳しい安全保障環境に直面しています。また、世界経済もこの事態によって大きな打撃を受けようとしています。しかし、このような背景があっても、世界に平和をもたらすことができるのはドナルド、あなただけだと私は確信しています。そのために、私は国際社会の多くのパートナーに働きかけ、共に目的を達成する準備ができています。本日はこのメッセージを直接伝えるためにホワイトハウスに参りました。
イラン情勢について言えば、イランによる核兵器開発は決して許されるものではありません。だからこそ、日本はイランに自制を促し、世界の他のパートナーにも働きかけてきました。さらに日本は、近隣地域への攻撃やホルムズ海峡の実質的な封鎖といったイランの行動を非難します。事実、私の同僚である茂木外務大臣も、イランの外相と直接やり取りを行い、こうした活動を停止するよう強く求めました。
また、インド太平洋地域の安全保障環境もますます厳しさを増しています。ドナルド、あなたは日本に対して深い信頼を寄せ、日米同盟への揺るぎないコミットメントを示してくれました。改めて感謝いたします。本日は、日米両国がより強く、より繁栄するためにどのように協力できるか議論することを楽しみにしています。また、世界のエネルギー市場を落ち着かせるための具体的な提案も持参しました。特にエネルギーやレアアースといった重要な分野における経済安全保障での連携、そして両国の経済を今後いかに強化していくかについて、お話しできることを楽しみにしています。
トランプ大統領:
ありがとうございます。あなたは素晴らしい仕事をされています。日本の歴史上最大の勝利、改めておめでとうございます。さて、何か質問はありますか?
記者:
大統領、日本からのイランに関する支援レベル、特に掃海艇の件などについて、完全に満足していますか?
トランプ大統領:
それについては今日話し合う予定です。日本とはあらゆる面で素晴らしい支援と関係を築いています。昨日、一昨日の日本の声明に基づけば、彼らはしっかりと役割を果たそうとしています(stepping up to the plate)。NATOとは違いますね。
記者:
イラン産原油への制裁を解除するつもりはありますか?また、この地域に米軍を追加派遣する予定は?
トランプ大統領:
軍をどこかに派遣するつもりはありません。もし派遣するとしても、あなた方には言いませんが。価格を低く抑えるために必要なことは何でもします。ダウ平均は数週間前に5万ドルに達しました。4年はかかると言われていたことを1年で成し遂げたのです。S&Pも7,000ドルに達しました。経済は絶好調で、石油価格も低く、ガソリン代も安かった。しかしイランの状況を見て、私はこの「遠足(excursion)」をしなければならないと言いました。数字はもっと悪くなるかと思いましたが、それほどでもありません。これが終われば、世界はより安全になります。総理も同意してくれています。イランは世界と中東にとって深刻な脅威であり、ほぼすべての国が私に同意しています。
我々は彼らの海軍、空軍、対空設備を壊滅させました。我々は好きな場所を飛んでいますが、誰も撃ってきません。リーダーたちもいなくなりました。いつでも「小さな石油の島」を叩けます。パイプラインだけは残しました。再建に何年もかかるからです。私たちは予定より大幅に進んでいます。他の大統領が勇気を持てなかったことを私はやりました。私たちの軍は世界最強であり、日本も私たちの装備をたくさん買ってくれています。それは光栄なことです。
記者:
戦争はほぼ終わっているのに、なぜ国防総省は議会に追加で2,000億ドルを要求しているのですか?
トランプ大統領:
イラン以外の理由もたくさんあります。世界は非常に不安定です。兵器の威力は想像を絶するものです。望めば2秒で終わらせられますが、我々は慎重です。バイデンがアフガニスタンに愚かにも置いてきた軍備を、私は再建しました。また、ウクライナに多額の現金と装備を与えたことで減った弾薬も補充しなければなりません。我々の防衛産業はかつてないレベルで生産を行っています。ピート(国防長官)が指揮を執り、レイセオンは4つ、ロッキードは5〜6つの工場を建設しています。
記者:
財務長官が今朝、イラン指導部の中に亡命者が出ていると言いましたが、把握していますか?
トランプ大統領:
財務長官がここにいます。説明してもらいましょう。
財務長官:
はい、あらゆるレベルで亡命が見られます。政権の末期を察知しているのでしょう。空からの攻撃が続いており、政権は内部崩壊するでしょう。彼らが国外に送金した資金も回収し、イランの人々に返します。
記者:
ネタニヤフ首相と、石油・ガス施設への攻撃について話しましたか?
トランプ大統領:
話しました。それはするなと言いました。彼は従うでしょう。我々は独立していますが、調整はしています。
記者:
FRB議長が、新しい議長が決まるまで、また調査が終わるまで留まると言っていますが。
トランプ大統領:
彼は建設中の建物が予算超過していることで調査を受けています。あちらに見える私のボールルームは、もっと複雑で巨大ですが、はるかに安く、予算内で予定より早く完成しました。彼は無能で頑固です。金利をすぐに下げるべきなのに下げない。「トランプ嫌悪症」という不治の病にかかっています。40億ドルもかけて小さな建物を改修するなんて犯罪的です。私がやれば2,500万ドルで美しく仕上げられます。彼は歴史上、最も平方フィートあたりのコストが高い建物を造っています。
記者:
日本が役割を強化していると言われましたが、将来的にどのような貢献を期待しますか?
トランプ大統領:
日本には4万5,000人の兵士を置いており、多額の資金を費やしています。日本が役割を果たすのは当然であり、驚きはありません。彼らは原油の90%以上をホルムズ海峡経由で得ていますが、我々は1%未満です。我々は皆のために海峡を守っていますが、NATOは助けようとしません。今になって英国が空母を送りたいと言っていますが、戦争が終わってからでは遅すぎます。
記者(日本人):
なぜイランを攻撃する前に、日本などの同盟国に知らせなかったのですか?非常に混乱しています。
トランプ大統領:
あまり手の内を明かしたくないのです。我々は激しく攻撃しましたし、奇襲(サプライズ)を望んでいました。奇襲の重要性は日本が一番知っているはずです。真珠湾攻撃の時、私に教えてくれましたか?(笑) あなた方は我々以上に奇襲を信じているはずだ。そのおかげで最初の2日間で予想以上の戦果を上げられました。事前に教えたら奇襲になりません。
記者(時事通信):
日本の最大の懸念は中国です。中国との関係について、訪中時に取り上げる予定はありますか?
トランプ大統領:
すぐに中国へ行きます。総理、中国との関係はどうですか?
高市総理:
第一に、日本は一貫して中国との対話にオープンです。第二に、冷静に中国との関係に対処しています。米中関係が地域の安全保障やグローバル・サプライチェーンにとって有益なものになることを切に願っています。
トランプ大統領:
習主席に日本の素晴らしさを伝えますよ。今日は貿易についても話し合います。日本はアラスカからのエネルギーやガスの大きな買い手です。アラスカは日本に非常に近いですからね。貿易とエネルギーについてしっかり話しましょう。皆さん、ありがとうございました。
蓋を開けてみれば、無難どころか上首尾に終わったとのもっぱらの評判です。
2.法律の範囲内で出来ることと、出来ないことがあるときっちり説明した
会談後、高市総理は記者会見を行いました。その様子は次の通りです。
NHK 小島記者:高市総理は、ホルムズ海峡への艦船の派遣について「機微なやりとり」があったとしながらも、「法律の範囲内で出来ることと、出来ないことがあるときっちり説明した」とも述べています。
はい、総理お疲れ様です。幹事のNHK小島ですよろしくお願いします。先ほどの日米首脳会談ですけれども、幅広い分野で協議がなされたと思います。会談の内容、それから成果についてご説明いただきたいと思います。また、イラン情勢については会談の冒頭、総理の方から切り出されましたけれども、この理由と、会談全般におけるイラン情勢のトランプ大統領の反応について教えていただきたいと思います。さらに、トランプ大統領が数日前から言及しているホルムズ海峡への艦船の派遣について、会談で直接対応を求められたのかということ、求められたのであればどのような内容だったのかということと、その回答についても教えていただきたいと思います。さらに、トランプ大統領の訪中が今後予定されていますが、会談の冒頭でトランプ大統領から中国についても話をするといった話がありました。会談における中国についての議論の内容、それから安全保障分野で防衛費の増額について要求があったのか、さらに日米合意に基づく対米投資第2弾で進展があったのか、この点について教えていただければと思います。
高市総理:
はい、お疲れ様でございます。まずイラン情勢について申し上げます。私から事態の早期沈静化の必要性をはじめとする我が国の考え方をしっかり伝えました。ホルムズ海峡における航行の安全とエネルギーの安定供給を含む、中東地域の平和と安定の実現に向けて、日米間で緊密に意思疎通を続けていくことを確認しました。
特にエネルギーの安定供給に関しましては、日本やアジアにおける原油調達を念頭に、米国産エネルギーの生産拡大に日米で共に取り組んでいくことを確認いたしました。また私からトランプ大統領に対し、日本において米国から調達する原油を備蓄する共同事業を実現したい旨を伝えました。これは調達先の多様化、そして日本、アジアのエネルギー安定供給に繋がっていくと考えたからです。
続きまして、重要鉱物やエネルギーなどの経済面について議論を行いました。重要鉱物につきましては、具体的プロジェクトに関する協力や、南鳥島周辺の海域にありますレアアースを含む海洋鉱物資源開発に関する協力などに関する3つの文書を取りまとめることができました。
エネルギー分野では小型モジュール炉(SMR)の建設を含む、戦略的投資イニシアティブの第2次プロジェクトについて発表をしました。国際的な電力需要が急速に増大する中で、また中東情勢を含む現下の状況に照らしまして、非常に重要だと考えております。
中国や北朝鮮を巡る諸課題についても議論を行いました。今後も日米で密に連携することを確認しました。そしてトランプ大統領からは、拉致問題の即時解決に向けての全面的な支持を得ました。また、自由で開かれたインド太平洋を共に力強く推進していくことを確認しました。
さらに安全保障分野でございますが、日米同盟の抑止力・対処力の強化のため、ミサイルの共同開発・共同生産を含め、幅広い安全保障協力を進めるということで一致しました。
国際情勢が激動し不確実性が増す中で、日本の国益を最大化するためには強固な日米同盟が不可欠でございます。今回の会談を通じまして、経済、経済安全保障、安全保障など幅広い分野におきまして、同盟の質をさらに高める多くの具体的な協力を確認することができました。今後もトランプ大統領と共に、日米同盟のさらなる高みを目指してまいります。
記者:
時事通信です。ありがとうございました。先ほどのお答えの中にありました、北朝鮮の拉致問題に関しまして、トランプ大統領から全面的な協力が得られるということですが、トランプ氏の方が、例えば北朝鮮に直接働きかける、あるいは以前に直接訪問されたこともございましたが、今後のトランプ氏の北朝鮮に対する働きかけについてのやり取りはございましたか。
高市総理:
外交上のやり取りですので詳細は申し上げられませんが、私自身が金正恩氏と直接会うという気持ちが非常に強いということもお伝えいたしました。そういったプロセスについて話し合いをしたということです。色々と協力をしていただけるということでございます。
記者:
艦船の派遣についてはどうだったか。
高市総理:
やり取りではございますけれども、やはりホルムズ海峡の安全確保は非常に重要だということでございました。ただ、日本の法律の範囲内でできることとできないことがございますので、これについては詳細にきっちりと説明をいたしました。
両首脳は、日本が提唱する「自由で開かれたインド太平洋」構想の推進や、ミサイルの共同開発・生産について協力することを確認したのですけれども、日本側によると、トランプ大統領がかねて要求していた防衛費の増額では、具体的な数値目標を求められることはなかったとのことです。
3.彼女はほぼ無傷で乗り切った
今回の日米首脳会談について、海外メディアも評価しています。
3月20日、ニューヨークタイムズ紙は、「魅力と自制心をもって、日本の指導者はトランプの怒りをほぼ回避した」という記事を掲載しています。
件の記事の概要は次の通りです。
・日本の高市早苗首相は木曜日、トランプ大統領が中東戦争において米国の同盟国が十分な支援をしていないと繰り返し不満を漏らしていることを踏まえ、事態が悪化する可能性を十分に認識した上で大統領執務室を訪れた。ニューヨークタイムズ紙は、高市総理は「魅力」でトランプ大統領を篭絡したかのような書き振りですけれども、単に「魅力」だけで上手くいくほど甘くはありません。
・しかし、首相として初のホワイトハウス訪問を、彼女はほぼ無傷で乗り切った。トランプ氏が欧州の同盟国に対して浴びせたような軽蔑を避け、米国におけるエネルギープロジェクトへの最大730億ドルに上る日本の投資など、協力分野を強調したのだ。
・高市氏は、これまで大統領に対して一貫して用いてきた「魅力」という戦術に頼った。彼女はトランプ氏を称賛した。「ドナルド、世界中に平和をもたらせるのはあなただけだと固く信じています」と彼女は述べた。真珠湾攻撃に関する眉をひそめるようなジョークを含め、彼の冗談には黙って聞き流した。そして、貿易や防衛における共通の利益を強調しようとした。
・トランプ氏もそれに応え、昨年秋に日本初の女性首相に選出された保守派政治家である高市氏を「非常に人気があり、力強い女性」と呼んだ。また、日本について「彼らは本当に責任を果たそうとしている」と称賛した。
・これは、戦争により閉鎖され世界的なエネルギー危機を引き起こしているホルムズ海峡での船舶護衛に向けた軍事支援の要求を欧州の同盟国が拒否したことに対し、彼が最近行った批判とは著しい対照をなしていた。
・外交問題評議会(CFR)の上級研究員で日本問題の専門家であるシーラ・A・スミス氏は、高市氏は「その瞬間に何が求められているかを理解し、それを実行した」と述べた。スミス氏は、この会談は日本にとって「勝利」だったとし、「特に数日前のトランプ氏との会談がどのようなものになったかと比較すればなおさらだ」と述べた。
日米首脳会談前に「日本、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ」とのイランによる商船や民間インフラへの攻撃を非難する共同声明を発表しています。制約はあっても、協力の意思を見せ、アメリカに投資する。できることはなんでもやろうという「姿勢」が評価された面も少なからずあったのではないかと思います。ニューヨークタイムズ紙の記事でも、高市総理は「その瞬間に何が求められているかを理解し、それを実行した」と、日本の勝利だとも述べています。
4.破綻を避けたということだけで百点に近い
また、国内メディアも高市総理の今回の会談を高く評価しています。
3月20日放送のカンテレ「旬感LIVE とれたてっ!」では、概略で次のように報じています。
〇日米首脳会談の評価と背景今回の会談での日本側の対応について、番組にゲスト出演したキヤノングローバル戦略研究所・峯村健司氏と元NHK政治部記者のジャーナリスト・岩田明子氏は、共に95点と高得点を付けています。その理由を問われた両氏は次のように答えています。
+日本側の対応は峯村・岩田両氏ともに95点の高評価
/議題が中国からイランへ急変する難局での「破綻回避」を成功と見なす
/外務省・経産省・防衛省による緻密な事前準備が奏功
〇高市総理の外交手法
+トランプ大統領の心理を突いた言動
/「ドナルドだけが平和をもたらせる」という発言に平和への責任を込める
/経済投資案件(第2弾)を提示し、防衛面での追及を緩和
+パーソナルな信頼関係の構築
/米国流のハグや握手の研究による親密さのアピール
/晩餐会でのサイン入りメニュー授受など、個人的な親密さが向上
〇今後の懸念点と課題
+トランプ大統領からの潜在的な要求
/「ステップアップ」という言葉に込められた責任分担増への警戒
/実務レベルでの具体的な貢献策を巡る交渉の継続
+国際社会・第三国への影響
/日米の蜜月関係がイランから「敵対行為」と見なされるリスク
/国際的な緊張緩和に向けた日本の仲介能力の試練
峯村:元々、これ戦後一番難しい局面だと私は言い続けてきたのですが、最初と目的が変わってしまったんです。当初は中国の話をする予定が、いきなりイランの問題が浮上して、議題を途中で入れ替えることになりました。同行した日本政府の関係者3人に聞いたところ、「会談がダメになるかもしれない」とピリピリした状況だったそうです。その中で破綻を避けたということだけで、100点に近い。マイナス5点は、肝心のイラン問題を先送りしている点です。高市総理のみならず、外務省、経産省、防衛省一体となった事前準備と努力が実ったというのですね。今の国際情勢下での日本のトップが高市総理であったことが幸いだったと思えてなりません。
進行:回避できたのは、高市総理や外務省の努力ですか?
峯村:両方でしょう。外務省だけでなく経産省や防衛省とも密に準備し、最後は高市さんの切り返しも上手かった。奇跡的にうまくいった印象です。
進行:岩田さんも同じ95点ですね。
岩田:そうですね。目的が変わり、トランプ大統領の言うことが二転三転する中で、何を要求されるかわからない状況でした。極秘にNSC(国家安全保障会議)を開いて答弁をギリギリまで詰め、雰囲気の良い会談で終われた。カメラが引いた後も、詰められることなく想定内の答弁で収まったのは危機回避として成功です。また、トランプ氏が喜ぶ「投資案件」という経済協力の第2弾を打ち出したことも鍵でした。防衛面でも、小泉大臣とヘグセス長官が電話協議し、日本が法的にできないことを理解させた上で、トランプ氏を孤立させない声明を出せたのが大きかったです。
進行:過去にはゼレンスキー大統領との会談で口論のようになったこともありましたが、今回はそれを避けられたと。
岩田:経済的な背景が大きかったと思います。晩餐会に経済界の人々も多く呼ばれており、トランプ氏も彼らを怒らせて経済が台無しになるのを避けたかったのかもしれません。
ただ、問題はこれからです。ホルムズ海峡問題をどう乗り越えていくか。日本の力が試されます。
この記事へのコメント
岩さん
かも
おっしゃる通り、御説ご尤もと言ってしまえば後に何が出てきても返答のしようがない。
言うべきことは言ったと当人が幾ら力説しても先方が何処までそれを真に受けたか今のところ何も出ていないと言うだけのことかもしれない。まあ評価はそれからですね。
女を相手に真面な喧嘩はしないという人のようですから。褒めておだててお終いと言ったところでしょうか。力仕事はこれからでしょう。
日比野
こんばんは。「世界の平和と繁栄に貢献できるのはドナルドだけだ」という言い回しは、トランプ大統領に届くとてつもなく狭いストライクゾーンを射抜いた言葉だと思います。日米首脳会談の後、G7首脳がこぞって日本詣でをしてますし、G7外相会合でも茂木外相に会談申し込みが殺到したとか。高市総理の出現で、トランプ大統領に物申せるポジションに立った日本の重要性はこれまで以上に増していますね。
今後ともよろしくお願いいたします。
日比野
こんばんは。
>媚びをうっただけで終わったんではないかな。おっしゃる通り、御説ご尤もと言ってしまえば後に何が出てきても返答のしようがない。
そういう見方も当然あるでしょうね。茂木外相の発言が本当であれば、今回の会談ではアメリカから特に宿題は貰ってきていない様子。ただ、会談で6回もstepupと言われたとのことで、今後要求がエスカレートすることは容易に想像できます。そのための準備が日本側がどれだけできるかでしょうね。
今後ともよろしくお願いいたします。